「、」と「。」で選挙ポスターっぽくする

選挙ポスターとか選挙公報を見てると、やたら「、」と「。」を使ったフレーズが多い気がする。

なんとなくそう思ってたら、やっぱり同じように感じていた人がいた。

今回の衆院選で各党の主張が似ている。政策の内容ではない。掲げるキャッチフレーズの表現が似ているのだ。短いひとことに「、(読点)」と「。(句点)」をつけるスタイル。主要各党の「キャッチフレーズを、比べてみる。」

引用元:朝日新聞デジタル:「、」「。」なぜ多い 政党のキャッチコピー – 政治

「動かすのは、決断。」とか「日本を、取り戻す。」とか「今こそ、維新を。」とか、「、」で溜めて引きつけて「。」で言い切る効果を狙ってるみたい。

じゃぁ、同じ手を使ったら他のフレーズもキャッチコピーっぽくなるかな。

選挙でなるもんなんだ。

飲食業界から政治の世界へ。

公約っぽいけどドラクエの作戦。

衆議院に飛び込んだ!

日清サラダ油ギフト(賄賂)

市川海老蔵。

なんとか、なるんじゃないかな。

洗剤のアタックが25周年だった

もう今年も終わろうというのに、いまさら知りましたよ。2012年、花王の洗剤「アタック」が発売25周年だそうです。

花王は、洗濯用洗剤「アタック」の25周年キャンペーンとして、若手アート作家の清川あさみさんがデザインした限定パッケージを24日に発売する。白を基調とし、ゴールドが上品で洗練されたイメージを表現している。

引用元:「【新商品・サービス】25周年記念「アタック」限定パッケージ」:SANSPO.COM

「アタック」が「25」周年と言ったら、もうコラボする相手は決まってるじゃないですか!

「白のかた、ラストコール!」
「1番!」
「1番に白飛び込んだ!2番3番4番、6、7、11、13 、16、19、全てが白に染まる!」

「その洗剤の名は?」
「アタック!」
「その通り!!」

観たいなぁ。というか、花王はアタック25のスポンサーになれないのかな。一社提供みたいになっちゃうからかな。

3Dプリンタ殺人事件

この頃「3Dプリンタ」についての話をよく目にする。

3Dプリンタはその名の通り立体をプリントできるプリンタ。立体をプリント、ってなんか変な感じするけど、設計図を入れてやれば「モノ」ができあがる、という代物らしい。

家庭にもおけるくらいのお値段のやつがそろそろ来るぞとか、試作品を簡単に作れちゃうぞとか、モノづくりが個人レベルでできちゃう時代になるぞとか、いろいろ期待されている。

こういう新しいテクノロジーが出ると、推理小説はまた困るだろうなぁ、と思う。

あの「このドアの鍵は合鍵が作れないタイプ」が使えなくなっちゃうんじゃないだろうか。

「さて、みなさんにお集まりいただいたのは他でもありません。晶子さんの死の真相がわかりました」
「死の真相?晶子は自殺したんじゃないのか?」
「違います」
「部屋のドアには鍵がかかっていて、窓にはクレセント錠がおりてたじゃないか」
「これは…巧妙な密室殺人だったのです」
「なんだって!?」
「犯人はあらかじめドアの合鍵を作っていたのです」
「馬鹿な、部屋の鍵は晶子が身につけていた。そしてこの鍵は合鍵が作れないタイプだぞ。そんなことが…」
「できるんです」
「な…!?」
「犯人は3Dプリンタを使ったのです」
「3Dプリンタ!?」
「鍵の前後左右から写真を撮るんです。この4枚の写真を元に設計図を作り、3Dプリンタで鍵を出力したのです」
「そんなことが…」
「できるんです」
「じゃぁ…無くしたはずの晶子のイヤリングの片方が出てきたのは…」
「3Dプリンタです」
「飾り棚のインディアン人形が1体増えていたのは…」
「3Dプリンタです」
「冷蔵庫に入っていた晶子の首は…」
「3Dプリンタです」
「晶子は生きているか!?生きているなら会わせてくれ!あいつが…あいつがいないと俺は…俺は…」
「こちらを」
「その後ろ姿は…晶子!晶子なのか!俺が…俺が悪かった…借金なんか作ったりして…もう一度二人でやり直そう…!晶子…!こっちを向いてくれ…!」
「3Dプリンタです」
「なんだよ!」

推理小説は困っても、コントの幅は広がるかもしれません。

スターバックスの「Book For Two」に参加してきた

スターバックスが「Book For Two」という取り組みをしています。

この「Book For Two」、スタバに読み終わった本を持っていくと…。

お持ちいただいた本は、専門家による査定・買取後、全額を目の不自由な方のためのオーディオブックの製作に役立てていただきます。

引用元:Book For Two | スターバックス コーヒー ジャパン

という素敵なシステムなのです。提供先は社会福祉法人 日本点字図書館。

さっそく本を見繕って、スターバックスにやって来ました。

レジ横に「Book For Two」のペーパーがありました。

クリスマス仕様でたいへんかわいい。

中を開くと、右半分が申込書になっています。

住所と氏名、持ち込んだ本の冊数を記載します。未成年の場合は保護者の承諾が必要です。

規約によると、持ち込まれた本はブックオフが買い取るとのこと。

店内には「Book For Two」のボックスがあります。申込書を本に挟んで、この中に本を入れます。入れる前に店員さんに一声かけてほしいとのこと。

これでおしまいです。

期間は12/25まで。申込書は自宅で印刷して記入してくることも可能です(参加申込書(PDF)

また、スターバックス全店でやってるわけではないようなので、受付場所一覧(PDF)で確認しておきましょう。

僕の本が、少しでもお役に立てますように。

選挙が近づいてくる。『ウェブで政治を動かす!』を読んで思うこと

あと10日で選挙ですよ。

なにかと先が見えない日本。政治に対する不信もマシマシ。そんな中の選挙で、新聞・テレビは毎日あの党がどうした、この党がああしたと政局の報道ばかり。

そんな中ちょうど読んでいた津田さんの本。タイムリー。

僕らの声なんて届くのかいな。選挙前に慌ててくっついたり離れたりしたみたいに、選挙が終わったらまたくっついたり離れたりで、結局なにも変わらないとか、なるんじゃないの。

そんな閉塞感に待ったをかけるのが津田さん。政治は遠い出来事ではなくなっている。距離は縮まっている。

その答えはウェブにある、と。

「ネット選挙」がもたらす未来

今の法律では、選挙期間中にウェブサイトを更新すると違法になっちゃう。

これは公職選挙法第142条第1項で「規定された文書図画以外の頒布」が規制されているため。選挙ポスターとか、許可したもの以外にビラとかまいてはイカンよ、という延長で、ウェブサイトやTwitterの更新はダメでしょと解釈されている。いつどこで演説しますよ、というお知らせもできない。

でも公職選挙法は1950年に制定されたもの。その当時にインターネットなんて考え方はない。現在のテクノロジーに併せてアップデートすべき、という議論もあれど進んでいない。

これが解禁されて「ネット選挙」(ネット投票じゃなくて、ネットを使った選挙活動)ができたら、いろいろな地図が塗り替わる、と津田さんは考える。

例えばTwitterを上手に利用することで、無名候補でも政策の訴えや質問への回答などができる。どこで演説をするか告知もできる。人柄も伝わればなお距離が縮まる。もちろん炎上などのリスクを避ける必要はあるけど、候補者のリアクションを見ながら活動できるなど、得られるリターンも大きい。

テレビや新聞では放送時間や紙面の都合で、どうしても情報の量にリミットがある。取り上げられない、こぼれ落ちた情報に真実があることもある。制限のないウェブ上で、知らせたい情報を編集されずに十分に伝えることができる。

そして選挙はなにかとお金がかかる。選挙事務所、選挙カー、ビラ、街頭演説、それらに関わる人も多い。広い選挙区では回るだけでも一苦労。そこでウェブを使えばいろいろ捗るはず。

例えば、この前のアメリカ大統領選挙。アメリカでは選挙にウェブが使われまくっている。国土も広いしね。

あのオバマvsロムニー候補のテレビ演説の最中、Twitterでは候補者の発言にたいしてメディアが「いまの数字の根拠は~」とか「この発言は~なので誤り」などリアルタイムにチェックしてツイートしていたらしい。そして各陣営もそのリアクションにすぐ反応する。候補者もメディアもネットを使いこなしているのだ。

無関心でなく、自分から動く!

この本の大きなテーマとして、「政局」ではなく「政策」が大事、ということがある。

最近マスコミの報道は「政局」中心で、各党の関係をドラマチックに伝える。勝ち負けをイジったほうが面白くみえるから。

でも大事なのって、どういう政治をするか、どういう政策が行われるかだ。誰がやるかじゃなくて、何が行われるかだ。

政治家には党という縛りがあるにせよ、それぞれに考えがあって、こんなことをしたい、あんなことをすべき、ってのがあるはず。もう報道に頼らず、ウェブを使って自分で発信することができる世の中になっている。

政治家自身がメディアとして、わかりやすい言葉で、自分自身の考えを伝えることができる。

そして有権者はそれを十分に聞くことができる。気をつけないといけないのは、「自分で情報を取りにいかないといけない」こと。

テレビや新聞をボーッと受け身で眺めるのとは違って、ウェブの情報は自分で取りに行かないといけない。受け身で入ってくるのはTwitterのリツイートくらい。いくら政治家がメディア力を発揮しても、聞く気がなければ意味が無い。

政治に対して、関心をもつことを忘れちゃいけない。

みなさんの選挙区、立候補しているのが何人で、どの党の人がいて、なにをしたいって言ってますか?

『ウェブで政治が動く!』、プラス、人が動くこと。

選挙まであと10日です。

※選挙に向けて情報収集をするのに便利なサイトです。自分の考えにあった政党を選んでくれる「ボートマッチ」もあります。ボートマッチで訊かれる質問は、争点について自分はどう考えてるか改めて見つめ直すキッカケになります。

衆議院選挙2012 – Yahoo!みんなの政治
毎日ボートマッチ(えらぼーと) – 毎日新聞
・日本版ボートマッチ:YOMIURI ONLINE
投票マッチング -日本政治.com-