久しぶりに観た鳥人間コンテストの「ドラマ化」に驚いた

photo:Harvy Birdman from my Cell by heath_bar

↑そういうことじゃない。

日テレの「鳥人間コンテスト」を昨日久しぶりに観た。

「鳥人間コンテスト」は琵琶湖に作られた特設ステージから人力飛行機を飛ばす、もう20年以上続いているご長寿コンテンツ。

ホントに久しぶりに観たんですよね。前いつ観たか覚えていないくらい。ユーモア部門で鳥の仮想した人がただダイブしてたりしてた。琵琶湖の果てまで飛んだ、と何かで知ってヘー!って驚いたことあるから、10年近く観てなかったかも。

そしたら僕の知ってる「鳥人間コンテスト」からだいぶ進化しててびっくり。ずいぶん観てなくてスイマセンの思いも込めて、変わりぶりの印象をちょっとメモ。

■学生の青春ドラマになってた

僕が観てたころは社会人チームがメインで、学生もそこに混じって、って感じだった記憶がある(違ってたらすいません)

「鳥人間コンテスト」出場を目的とした大学サークルが作られて、最初は手探りだったものが、時間をかけて経験値が積まれて、遠くに飛べるようになったんだと思う。

そこで番組側の演出が「大学vs大学の青春バトル」という方向になっていた。

連覇がかかる強豪、王座奪還を目指す過去の優勝チーム、念願の優勝は果たしたい中堅といった王道の組み合わせもあれば、パワーは出るが重くなる二人乗り飛行機にこだわるチーム、なんてのもいる。

そのドラマは少年マンガのようで、感情移入もできて、とても面白く観れた。子供たちも食いついてた。

ただ、裏側の取材などドラマの演出に時間が割かれるため、注目チーム以外の飛行機たちがいくつもカットされていた。仕方のないことだけど。

高いところから人力飛行機で遠くに飛ぶ、という根っこは変わらないまま、どこに注目して切り出して視聴者に出すか、というのが変化してて興味深い。悪く言うと、コンテストそのものを流すより視聴者が求めるもの(=数字がとれるもの)を創るようになったんだなぁ、と思った。

■機材が進化してた

もうずっと観てる人には当たり前なんだと思うんですけど、

飛行機の中にパイロットを映してるカメラがあるのね!(いまさら)

飛行のじゃまにならないくらい小型で、着水しても大丈夫なくらい防水なカメラができたわけで、しかもすごい高画質だった。音声もクリア。独り言をガンガン拾われるパイロットたち。「芹那ちゃんかわいかったー」とか。

あとGPSでリアルタイムに飛行経路を出してた。そりゃ今の時代ならできるなぁ。

徐々に左に旋回してるのがわかって、併走するボートから仲間が指示を出して、視聴者は機内カメラでパイロットのリアクションがわかる。実は右脚がつりそう、とか。

演出面でドラマを演出して、さらに映像面でもドラマ化が可能になった、というわけですね。

■スポンサーの存在

いつからなのかわからないけど、岩谷産業(Iwatani)が特別協賛という形でスポンサーに入っていた。発射台にもでっかく「Iwatani」のロゴ。

いまのテレビで2時間のバラエティといったら、スタジオに芸能人を集めてガヤガヤ、の低コスト路線が主流。でも「鳥人間コンテスト」は琵琶湖に特設ステージを作るし、機材も人もたくさん用意するし、開催までの段取りも大変。当然、お金もかかる。

それでもこのイベントを続けるために、特別協賛として名乗り出る企業がいることがとても嬉しい。「題名のない音楽会」の出光興産もしかり、なんらかの文化を残そうという企業が存在することは大事なことだと思う。そこに名前を売る効果があるにせよ。

あと、日本大学もCM入れてた。学生向けアピールとしてはいいと思うけど、スポンサー様のチームのお通りだ〜とか言う頭の悪いオトナがいないか心配でもある。

数々のドラマが産まれる「鳥人間コンテスト」。あとはライブ感も欲しいので、地上波放映とは別にBS/CSで完全生中継なんかやってもいいんじゃないかな。来年も観ようっと。

ドリフターズとSMAPには共通点がある

SMAPが出ているソフトバンクの「プラチナバンド」のCM、BGMが「ドリフの早口言葉」のやつだ。

ファンキーだなぁ。

でもあのCMなんでわざわざこの曲なんだろう。SMAPもドリフも五人組だからだろうか。確かに他にもいろいろ共通点はあるけども。

・メンバーが5人
・毎週テレビでコントをやっていた
・辞めたメンバーがいる(荒井注、森且行)
・日本武道館で歌ったことがある(ドリフはビートルズの前座で)
・スピード違反で捕まったメンバーがいる(加藤茶、木村拓哉)

だからと言って「平成のドリフターズ」って肩書をつけるとなると、ジャニーズで一番しっくりくるのはTOKIOになってしまう。バンドだし。

もうTOKIOはクロネコヤマトのCMでヒゲダンスとかやればいいと思う。松岡が投げた荷物を国分がサーベルで突き刺すとか。
 

「※CM上の演出です」の行き着く先を考える

最近のテレビCMによく出る「※CM上の演出です」が気になる。

たぶん「CMであんなことできてたのに、できないじゃないか!」みたいな人対策だと思うのだけど、だからと言ってちょっと出過ぎだと思う。

フルーツにスプーン入れると果汁が勢いよくジュワッ!「※CM上の演出です」知ってる。だよね、と思う。なるわけない。この前全編アニメーションのCMでも出てて、さすがに「わかるわっ!」ってなった。腕がビヨーンって伸びるわけない。わかるわっ!

もうこれから当たり前のことでもなんでもテロップ出るのかな。
 

・※このCMは基本的人権を尊重しています
・※スローモーションです
・※「ナチュラルメイク」はすっぴんを示すものではありません
・※東幹久さんと楽しんごさんは別人です
・※合法のハーブを使用しています
 

あと車のCMの「※オプション装備車」もよくわからない。どの部分がオプションなんだろう。素の姿がわからない。戦国武将の甲冑姿に「※オプション装備者」ってテロップ出すようなもんだと思う。

↑商品名長っ!

ジャッキー・チェンの手の力が無くなるまでコタツ

コタツねこ by studiocurve

ちょっと前、ジャッキー・チェンが引退するらしい、という噂が流れた。でも実際は「自分でスタントをやるのは考え直さんとね」ぐらいのニュアンスだったらしい。引退はしないそうですよ。

ジャッキー・チェンのスタントと言えば、映画「プロジェクトA」のクライマックシーン。

敵に追いつめられたジャッキーが、3階建ての時計台から地面に落下するスタントがある。地面にクッションはない。落下の衝撃を和らげるのは、各階の窓にかけられた布製の窓のひさし3枚だけ。

この時、若きジャッキーはどうしても恐怖心に勝てず、自分のタイミングで落ちることができなかった。

ではどうしたかというと、時計台の時計の針に両手でぶら下がり、そのまま耐え、手の力が無くなるのを待った。

で、落ちた。スタントは大成功。

見上げたプロ根性である。時には自らを窮地に追い込むことも必要だと、ジャッキーは教えてくれる。
 

でも窮地はやだ。

いやだなぁ窮地。できれば避けて通りたいですよ。窮地とかけはなれたところにいたい。コタツとか。コタツは窮地ないんじゃないかな。あるかな。

・手の力が無くなるまでひじをついてテレビを見る
・手の力が無くなるまでミカンをむき続ける
・手の力が無くなるまで変な体勢で寝る

変な体勢で寝て、起きると腕に血が通ってなくてバターンってなるのあるなぁ。自分の腕じゃなくなってんだよなぁ。プチ窮地だなぁ。リモコンとか取れないんだよなぁ。

ジャッキー・チェンから、Suicaのチャージが切れるぐらいの、だいぶ遠いところまで来てしまった。
 

テレビから飛び出すマツイヒデキ3D

先日某所で見かけた絵本がすごかった。

こちら。
 

 
「ぼくんちに、マツイヒデキ!?」
 
あらすじが、こう。
 

 
完全に「リング」。

そんなマツイヒデキ3Dの様子がこちら。
 

 
ド迫力でテレビから飛び出すマツイヒデキ3D。線に力があり過ぎる。

そういえば最近、本家の貞子3Dも始球式してた。

呪いのメジャーリーグは開幕したばかり。