良いデーモン・悪いデーモン・普通のデーモン

日本には八百万(やおよろず)の神がいると言われている。

というわけで、デーモンにも色々いたらいいと思います。

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普通のデーモン「お前も蝋人形にしてやろうか!」

良いデーモン「お前の蝋人形を作ってやろうか!」

悪いデーモン「お前の飼ってる猫を蝋人形にしてやろうか!」

丁寧デーモン「貴方を蝋人形にするのにお時間をいただけないでしょうか?」

勧誘デーモン「お前も蝋人形から始めてみないか!」

バカデーモン「お前も…あれ、蝋人形!?」

関西デーモン「お前も蝋人形にして道頓堀に沈めたろか!」

二本松デーモン「お前も菊人形にしてやろうか!」

人形の久月デーモン「お前も雛人形にしてやろうか!」

取引デーモン「お前の蝋人形を譲ってくれないか!」

司会者デーモン「お前は何の蝋人形になるのでしょーか、答えをお手元のフリップにお書きくださーい」

ツンデレデーモン「お前を蝋人形にして…べ、別に、寝室に飾ったりなんかしないんだからね!」

ジャパネットタカタデーモン「見てくださいこの肌のツヤ!そっくりでしょう?お前も蝋人形にして、さ・ら・に!今回はデジカメとプリンターをお付けして、なんと10万円を切りました!」

いとうあさこデーモン「浅倉南、10万39歳です!なんでだろう、我が輩、10万30歳を超えたころかな…フフッ、イライラする!」

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最後はリボンの演技でお楽しみください!

バスターミナルには正義の味方がいる

学生時代、サークルの同期のみんなと北海道旅行に出かけた。

車2台に分乗し、フェリーで苫小牧に乗り付け、札幌や小樽や旭川などを周り、1週間ほど滞在した。ビールをたらふく飲んだり、ラーメンをたらふく食べたり、カニをほどほどに食べたりした。

支笏湖に寄った時のこと。

駐車場で車を降りると「支笏湖畔バスター」と書かれた建物が目に入った。

なんだあれ?と思って近づいていったら、なんのことはない、「支笏湖畔バスターミナル」だった。「ミナル」が木で隠れていたのだ。

でも旅の変なテンションで「支笏湖畔バスター」というフレーズが妙にハマってしまった。

「支笏湖畔の平和を守る、支笏湖畔バスター!」
「ガッハッハ、出たな支笏湖畔バスター。今日こそお前を湖底に沈めてやる」
「やめて!支笏湖畔バスター!」
「その声は…!」
「ガッハッハ、恋人が人質にとられてる状態で、我々に手出しができるかな?」
「くそぉっ、卑怯だぞ!」

とかなんとかずっと遊んでいた。

支笏湖畔の景色はさっぱり覚えていない。

この出来事以来、バスターミナルを見るたびに正義の味方が頭をよぎるようになった。浜松町には浜松町バスターが、新宿駅には新宿高速バスターが、東京駅には八重洲口バスターが、それぞれ都民の平和を守っている。

そう信じたい。

原始、人々は笑ってやり過ごしていた

まだうちの子供が生後数ヶ月の赤ちゃんだった頃の話。

いないいないばー、とあやしていた時に、「いないいないばー!いないいないばー!いな…ばー!」と、タイミングをずらすとキャッキャッと喜んでいた。まだ言葉も理解できない赤ん坊でも、いまのお笑いのテクニックの一つであるタイミングを崩すサプライズ⇒笑い、が通じたのに驚いたことがある。

これは思うに、「パターンを崩すことで生まれる笑い」は、人間のDNAに最初から入っているのではないか。

考えてみれば、いないいないばー自体や、変顔であやすのも、「最初の顔から突然違う顔へ」という「パターン崩しの笑い」の一部とみなすこともできる。たかいたかいもそうだ。ゆっくり高いところに持ち上げても喜ばない。突然高さが変化するから⇒パターンが崩れるから笑っているんじゃないか。

こうなると、もはやこれは原始の記憶なのではないか。蛇に本能的に恐怖を覚える、みたいな。なにかあったんじゃないか。原始に。

原始から進化をたどるとき、いろんな環境の変化があっただろう。それでも突然の変化を笑ってすごしてきた人類が、現在に生き残っているんだと考えると、なんかちょっとポジティブな気持ちになってくる。自分たちには生まれながらにして、物事を笑って乗り越える力が備わっているのだ。

でも、茂みの中から突然ライオンが出てきたことにウヒャウヒャ笑っていたら、絶対命はないだろうなぁ。

なにやってたんだろうなぁ。原始。ただアホなだけなのかなぁ。

勝手にクライマックス

日本中を巻き込んだ一大ブームで一度は浴びたスポットライト。しかしブームが終わり、時は過ぎ、過去の人となった今、その能力も衰えてしまっていた。

母親の死をきっかけに酒浸りの生活から再起をかけ、パワースポット巡りで精神の充足を経た主人公・菅野美穂。旅で得た仲間達が見守る中、今夜ついに生放送のスタジオで最終目標のスプーンに挑む!

「曲げられない女」最終回、今夜22時!

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5年前、大阪の交差点で起きた大規模な交通事故。10数名の死者や多数の負傷者の中に、昏睡状態に陥った一人の男がいた。

2010年。病室で突然目覚めた男・佐藤隆太は、5年前の目的を遂げてないことに気づく。病院の駐車場で車を盗み走り出すも、事故の記憶が邪魔をして右左折ができない体になっていた。後部座席で寝ていた子供との触れ合い。次々現れる奇妙な同乗者たち。そして、男の真の目的とは?

国道一号線をひたすら北上するロードムービー、ついに完結。

「まっすぐな男」最終回、昨夜22時!

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まっすぐな男、せっかくネタを思いついたのに昨日終わっていた。ぜんぜんノーマークでした。

みんなラジオを待っていた

AM/FMラジオのサイマル放送、radiko.jpのサービスが始まった。

サイマル放送、というのは複数の経路で同じ放送を流すこと。例えばいまテレビのアナログ放送とデジタル放送は同じものが流れてる、あれもサイマル放送というわけです。

radiko.jpはAM・FMラジオ放送を同時にネットにも流すサービス。今は実験段階なので、対応地域は関東と関西のみ。
(より詳しい説明はこちらを⇒遂に開始したラジオのネット配信、「radiko」を聴いてみた-AV Watch

聞いてみて、すごい感動した。

電波状況なんて関係ないので、AMもFMもすごい音声がクリア!podcastでカットされたりしていた音楽もCMも、ほぼ100%流れてくる。

手元にラジオ受信機がなかったり、電波状況が悪かったりで、テレビ・ネットに比べてなんか障壁があったラジオ。我が家も電波が入らなくて、特にAMは全然聞こえなかった。それがなんも問題なく聞ける。はてブやTwitterでも「聞けた!」と感動しているpostをよく見かけた。みんなラジオを待っていたんだと思った。

権利関係とか、ローカルCMの扱いとか、まだまだ超える壁もあるけど、早く全国にこの感動を広めて欲しい。

おかえり、ラジオ。そして、またよろしく。これからいっぱい聞こう。

ラジオがやってきた、ヤァ!ヤァ!ヤァ!