きいてね!おてて絵本

NHK教育『みいつけた』内の1コーナー、「おててえほん」が超おもしろい。

子どもたちが両手のひらを絵本にみたてて、自分の創作したストーリーを話す、というものなんだけど、もう、お話の展開が想像の斜め上を行って、ここに落ちるかと思ったらオチがなかったり、空中でパンと消えてしまうように終わったり、もうメチャクチャのスットコドッコイなのだ。

例えばこんな感じ。7歳の女の子の作品。

「ながいすべりだい」

おおさかじょうのまえに 
2000メートルのながいすべりだいがありました。
スピードがですぎると、きかいでおそくしてくれます。
とちゅう、きゅうけいじょではストップします。
そこではいろいろなサービスがあります。
マジックをしてくれたり、
ジュースがのめたり、
テレビをみれたり。
でも、こわくてみんなのれません。
すると、みのもんたがいちばんにのるといいました。
さすがです。
とちゅうのきゅうけいじょうでは、
テレビでみのもんたのニュースがやっていました。
ズバッと!!(ゆびさして)
といいました。
じぶんがでているテレビをみれて、うれしくなりました。
みのもんたは、にほんいちのニュースのひとになりました。

すべり台の話だったのに、最後にはみのもんたのサクセスストーリーになってる。もうなにがなにやらフリーダム。

調べてみたら、元々この「おててえほん」、親子でコミュニケーションをとる「ごっこ遊び」として「おてて絵本普及協会」が講演などの普及活動をしているらしい。

で、その活動を通して「採取」したおはなしを集めたのがこの「きいてね!おてて絵本」。50以上のおはなしが集まっています。いちおう、お話のジャンルごとに5章に分かれているんですが、第1章が「どうぶつたちのさいなん」で、第4章が「ウンチだいすき」です。もうこの時点で笑ってしまいます。どうなるんだ動物たち。

というわけで、もう一つだけ引用させてください。第1章が「どうぶつたちのさいなん」から、4歳の男の子の作品。

「コアラとラッコとネコのおまわりさん」
 
むかし、あるところに
まわるおすしやさんとそっくりのいえに
コアラとラッコがすんでいいました。
あるひコアラとラッコがおうちにかえると
そこはまわるおすしやさんでした。
「ここはおまえたちのおうちじゃねぇ!」
ふたりはおすしやさんにおこられてしまいました。
「まちがえちゃった!」
コアラとラッコはまいごになってしまいました。
そこにおサルのおまわりさんがやってきました。
ネコの「パンダ」というおまわりさんもしました。
おまわりさんがでんわをかけてくれたので、
コアラとラッコのおかあさんがくるまでむかえにきてくれました。
こうしてコアラとラッコはおすしやさんにそっくりな
おうちにかえることができました。

まわるおすしやさんとそっくりの家!ネコなのに名前がパンダ!もう!

引用した二つはまだお話として成立しているほうで、カブトムシとクワガタの名前を次々言って「おててずかん」にしてしまったり、最後にウンコ!で終わったり、やりたい放題。表紙にちょっと書いてある「いぬセンター」もいいだよなぁ。

実際には親が少しづつ誘導しながら、子供たちのはなしを引き出していくみたいです。その際「そうじゃないでしょ」とか否定はしない。「それからそれから?」「すごいね~!」「おもしろーい!」と褒めていけば、もう止まらない子供たち。ずるずる引き出して行くと個性やユーモアがこんなに出てくるものかと。

大人のルール無視の話運びと、子どもたちが生活している環境(回転寿司行ってるんだろうなぁとか、朝ズバ見てるんだろうなぁとか)があいまって、とても楽しい遊び。うちの子ともさっそく遊びたい!

■関連リンク
おてて絵本普及協会
マイニチサトシン: おてて絵本
・親御さん向け「おてて絵本」の入門書は、こちらの書籍になるみたいです。

おてて絵本入門―手のひらを絵本に見立てた親子遊び 子育てがもっと楽しくなる

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  6 コメント

  1. 「きいてね!おてて絵本」(サトシン監修 扶桑社)絶賛ブログ発見しました。ありがとさ~ん!http://bit.ly/92vsj3

  2. お楽しみいただいた上に素敵なご紹介ありがとうございます!

  3. @サトシン
    たいへん面白かったです!これからの活動も期待しています!

  4. 涙がでるほど笑えます! RT @satoshins: よじれていただき、ありがとさ~ん!http://bit.ly/ddAg3k

  5. 素晴らしきアホンダラたちです。 RT @TAKARYON: 涙がでるほど笑えます! RT @satoshins: よじれていただき、ありがとさ~ん!http://bit.ly/ddAg3k

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