むかし、むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいたかもしれませんでした。
おじいさんは山へ芝刈りに行ったかもしれないし、おばあさんは川へ洗濯に行ったかもしれませんでした。
おばあさんが川で洗濯をしていたとして、大きな桃がドンブラコ~またはスッコッコ~と流れてくるかもしれませんでした。
おばあさんはその桃を拾ったかもしれないし、拾わなかったかもしれませんでした。
仮に、拾ったとして、持ち帰る最中に腰を痛めるかもしれないし、早くも鬼に奪われてしまうかもしれないし、もう落として割ってしまうかもしれませんでした。
無事に持ち帰ったとしましょう。
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