5・7・5

■「5・7・5」

古池や
蛙飛び込む
水の音
(松尾芭蕉)
 
 
■「5・7・5・7・7」

東海の
小島の磯の
白砂に
われ泣きぬれて
蟹とたはむる
(石川啄木)
 
 
■「5・7・5・7・7」

明後日の
忘年会は
中止です
新年会に
振替予定
(幹事)
 
続きを読む →

amazon探偵登場

「さて、皆さんに集まってもらったのは他でもありません。社長の死は自殺ではなく、人の手によるものでした。そう、あれは巧妙な、密室殺人だったのです。」
 
『こんにちは探偵さん。おすすめ商品があります。』
 
「申し遅れました、私は生前の社長からこの事件の解決を任された探偵です。」
 
『本人でない場合はこちら』
 
「いやいや、ほら、これが社長の遺言。ね、私の名前書いてあるでしょ。免許証?はいこれ」
 
『表示履歴からのおすすめ』
 
「私がこれまでに関わった事件の中に、今回の事件とかなり似たケースがありました。それでピン!ときたのです。」
 
『この商品を日曜日までに受け取りたい場合は、1時間 48分以内にご注文ください。』
 
「時間がありません。単刀直入に申し上げましょう。」
 
『ショッピングカートに入れる』
 
「犯人は…あなた、高倉さんです!」
 
『カートの商品を変更する』
 
「じゃなかった、小泉さんです!」
 
『この商品を買った人はこんな商品も買っています』
 
「そして田中さんも!」
 
『あわせて買いたい』
 
「片岡さんも!」
 
『商品の説明』
 
「社長は彼ら三人が企画した新プロジェクトに猛反対していました。その社長を彼らは何やかんやで殺したのです!」
 
『51 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 』
 
「なにその目」
 
 

容疑者・児玉清

児玉清 「アタック25、司会の児玉清です」
刑事  「あ、申し遅れました。六本木署の高橋です。」
児玉清 「どうぞよろしく」
刑事  「先日のプロデューサー殺人事件について、ちょっとお話を」
児玉清 「けっこう」
刑事  「正直この事件について、児玉さん自身、どう思われますか?」
児玉清 「まだまだ予断を許さない状況です。さぁこれからどうなるのか。」
刑事  「それはそうですね…すいません、ちょっと失礼。もしもし」
児玉清 「ここで赤の方お立ち」
刑事  「…はい…はい…一致しましたか…わかりました。あぁ、すいません」
児玉清 「赤の方おもどり」
刑事  「いまのは鑑識からの報告でした。」
児玉清 「ん?なるほど。そういう作戦できたか。」
刑事  「灰皿から採取した指紋がある人物のものと一致したそうです。」
児玉清 「その人物の名は?」
刑事  「児玉清さん、あなたです。」
児玉清 「んー、徳川家康とお答えいただきたかった」
刑事  「煙草を吸わないあなたが、なぜあの部屋で灰皿を手にとったのか…。」
児玉清 「赤の方、もっかのところ好調ですが、このまま行くのか。大事な場面です。」
刑事  「あの場面で回答者が角を取らないなんて、いつもの番組じゃありえませんよね?」
児玉清 「よくご存じでいらっしゃいます。」
刑事  「あれはプロデューサーによる過剰な演出だったんです」
児玉清 「その通り。」
刑事  「歴史ある番組でヤラセを行うなんてことを、あなたは許せなかった。」
児玉清 「その通り。」
刑事  「そこであなたが下した決断は…プロデューサーに鉄槌を食らわすことだった」
児玉清 「その通り!けっこう!」
刑事  「あなたに手錠をかけることになるなんて、大変残念です。」
児玉清 「では赤の方、ラストコール」
刑事  「署までご同行願います」