27年たった今、三浦和義容疑者逮捕によりロス疑惑が再び浮上しておりますが、それに伴ってうちのカミさんが思い出した、当時タモリがいいともで話していたネタ。 
 

27年前、まさにロス疑惑真っ只中のころ、テレビのワイドショーはずっとロス疑惑の特集を組んでいた。

そしてそのころ、同じ「かずよし」という名前を持つタモリ(=森田一義)は、テレビで毎日「かずよし」が連呼されることが気が気ではなかった。

ある日、タモリは楽屋で着替えをしていた。楽屋のテレビは相変わらずロス疑惑の話題でもちきり。

テレビを横目に見ながら、タモリがズボンをはこうとしていたその時、テレビの中のコメンテーターが言った。

「かずよしは、はきますかねぇ」

思わず「はくよ!」と、タモリは叫んだらしい。
 

下半身パンツ一枚でキレるタモリ。今回も心中穏やかではないのではないか。中村一義あたりも。

12月 312005
 
ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ
ブルボン小林
太田出版 (2004/12)
売り上げランキング: 172307

ブルボン小林って誰やねん、と思ったら、『もうスピードで母は』『泣かない女はいない』の芥川賞作家・長嶋有。ゲームについてのコラム本なのですが、観点が新鮮でとてもおもしろい。

結末ではなく道中を楽しむ『かつてゲームは観光だった』、スーパーマリオがゲームを地上に誘った『青空の下』、カラテカのあの演出はそうだったのか『一方そのころ敵は』などなど、80年代にゲームに夢中になった子供が大人になってふと「あれはあぁいうことだったんだなぁ」と振り返る視点で、発見に満ちているのだった。昔のゲームは容量の関係で背景が黒ばっかしだった。そうだよなぁ、マリオ以前で背景が青空ってなんだったかなぁ、F1レースとカラテカぐらい?とかベースが共有できるので余計面白かった。

あと個人的にはRPGについての話が少なく、アクションやシューティング寄りなのがうれしい。好みがもろかぶり。『かつてゲームは観光だった』に出てくるゲームなんて、「スカイキッド」「シティコネクション」「ゼビウス」「スターフォース」「斑鳩」「ファンタジーゾーン」である。わかるわかる。「タモリは名古屋撃ちがうまい」とか、微妙な知識が増えていくのも心地よい。

「振り返る大人の視点」なので、ゲームに興味がない人にも「ゲームって(もしくはゲーム好きって)こういうことだったのか」という発見もありそう。80年代~90年代初めに子供時代を過ごした方は手にとってもらえると、あのファミコンブームを今一度ゆっくりと味わうことができると思います。ゲーム語りを大人のたしなみに。

11月 092005
 

タモリのTOKYO坂道美学入門

  • 著者/訳者:タモリ
  • 出版社:講談社( 2004-10-16 )
  • 単行本(ソフトカバー):192 ページ
  • Amazonで詳細を見る

「日本坂道学会副会長」を名乗るタモリが、東京の「よい坂」を37坂紹介。「暗闇坂」や「桜坂」などメジャーどころから、抜け道裏道のマイナーどころまで街歩き。1坂あたりにつき、見開きの写真・タモリによる解説・辺りの他の坂・江戸時代の地図・イラストマップ・周辺のタウンガイドまでついている充実振り。坂道がこんなに丁重に扱われてる本は他にないのではないか。

休みの日にパラパラと広げて、この坂行ってみようかとお出かけマップに使うもよし、江戸風俗と照らし合わせて歴史に思いを馳せるもよし。一家に一冊の東京坂道バイブルに仕上がっています。なごむなぁー。

坂道もさることながら、タモリ自身によるまえがきも必見。坂道に目覚めるきっかけになった幼稚園時代を真面目な顔で飄々と描く書きぶりがいい感じです。エッセイとか出さないかなぁ。

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