あるところに、ひとりの商人がいた。
「この矛はどんなものでも貫く矛だよ!この盾はどんな攻撃も防ぐ盾だよ!」
「では、この矛でこの盾を突いたらどうなるのかね?」
「…」
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あるところに、ひとりの商人がいた。
「この矛はどんなものでも貫く矛だよ!この盾はどんな攻撃も防ぐ盾だよ!」
「では、この矛でこの盾を突いたら…」
「!」
「すごいだろうねぇー」
「ですねぇー」
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あるところに、ひとりの商人がいた。
「この矛はどんなものでも貫く矛だよ!この盾はどんな攻撃も防ぐ盾だよ!」
「では、この矛でこの盾を突いたら…?」
「!」
「さて、ここでクエスチョンです」
「(ミステリーハンターだったのか…)」
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あるところに、ひとりの商人がいた。
「この矛はどんなものでも貫く矛だよ!この盾はどんな攻撃も防ぐ盾だよ!」
「では、この矛でこの盾を突いたら…」
「!」
「この世界の半分をお前にやろう」
はい
>いいえ
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あるところに、ひとりの商人がいた。
「この矛はどんなものでも貫く矛だよ!この盾はどんな攻撃も防ぐ盾だよ!」
「そして私が箸より重いものを持ったことがない男だ」
二人の奇妙な冒険がはじまる---
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あるところに、ひとりの商人がいた。
「矛。どんなものでも貫く魔法のようなデバイス」
「おぉー」
「目に見えて革新的。圧倒的に美しいRetina盾」
「おぉー」
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あるところに、ひとりの商人がいた。
「さぁ今回ご紹介するのはご覧くださいこの矛!矛です!どんなものでも貫く矛なんです!新聞紙はもちろん、まな板も、革のカバンも、ほらジーパンも!すごいでしょう?どーんなものでも貫いちゃう!それだけじゃないんです、今回は特別にこの、どんな攻撃も防ぐ盾もおつけして、1万円、1万円です!」
「では、この矛でこの盾を突いたら」
「さ・ら・に!矛と盾がもう1セットついてきます!2セットですよ!そしてプリンターとデジカメもつけちゃいます!これで1万円、1万円ですよ!」
「では、この矛でこの」
「限定300セットとさせていただきます!」
「では、この」
「金利手数料はジャパネットが負担!」
「聞けよ!」