謎のカラオケ設備あり。お台場のレゴランドに行ってきた

秋は行楽の季節。そしてまもなく息子二歳が誕生日を迎える季節でもあります。

ということは、「2歳以下は無料」の施設に行けるのも、あと少し。

そんなわけで「2歳以下は無料」のレゴランド・ディスカバリー・センター東京に行ってきました。

入り口からレゴだらけ

オンラインでチケットが買えるので、事前に買っておきました。日付と入場時間が指定されているので、優先的に入場できるチケット。しかもちょっと安い。平日だと親子チケットもあったりする。

いきおい勇んで10時半のチケットを取って、行列を覚悟したんだけどもそんなに並ばず。あれ?ピークはすぎたのかな?

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レゴランドの入り口。レゴっぽく見えるゲートはもちろんレゴで作られています。手前のウサギも人参もみんなレゴ。

とりあえず入場!(もちろん息子二歳は無料)

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巨大なレゴ工場がお出迎え。

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レゴがギッシリ!

さぞかし子供たちテンション上がるかな、と思ったら、照明が暗めなのでなんだか不安顔になってる。いきなり薄暗い部屋に入ってよくわかんないけどレゴいっぱいだったら、まぁ不安にもなるか……。

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「今、世界ではこのスピードでブロックがつくられているよ!」と書かれたカウンターが、すごい勢いで回っていました。そんなに。

さて次のゾーンへ……と移動すると、そこは「キングダムクエスト」というライドものの入り口。もっと暗い。怖がりっ子たちはタターっと次のゾーンへ……。

でも次のゾーンは食いつきましたよ!レゴによる東京名所完全再現!

レゴ in 東京

レゴ160万個以上を使って、東京の名所が作れている「ミニランド」!

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これ全部レゴ!また暗いよ!と思ったら、一定時間で昼と夜を繰り返す仕組み。夜景キレイだなー。

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夜の浅草寺。お寺の中に参拝客(レゴ人形)がちゃんといる。

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お馴染み東京スカイツリー。このスカイツリーの鉄骨部分、どんぐりみたいな形のレゴが積み重なっているんだけど、何かと思ったら人形の頭の部分。人柱か。

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国技館もありました。ジオラマのこっち側にボタンが2つあって、連打すると真ん中の力士が戦う仕組みになってる。トントン相撲。

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一方、東京ドームは野球盤になってました。レバーを引っ張って話すとボールが飛んでいく。

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次のゾーンへ行こうと思ったらわざわざプレートがあった。

謎のカラオケ設備付きレゴコーナー

この奥は子供がレゴまみれになって遊べるエリアになっております。

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……と思ったら、大きなアスレチック設備が。よじ登ってすべり台で降りる。あんまりレゴ感がない。

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アスレチック設備の前にはイートインがある。アスレチックで子供を遊ばせて、大人が一息つくゾーンになってた。気持ちはわかる。

で、もっと奥のほうにレゴで遊べるコーナーがありました。

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一番大きなサイズのレゴ。ソフト・ブロックという、公民館とかでよく見るやつ。男の子たちがお城作ってた。

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ボールプールならぬレゴプール。ざくざく入ってレゴまみれになれる。大人の重さだとたぶん痛い。

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レゴレーサー:ビルド&テストゾーン。車のパーツが山盛りあって、そこからオリジナルの車を作って、奥にあるコースでテスト走行できる。子供に混じって意外とお母さん方が楽しんで作っていたのが印象的。

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こちらは女の子向けのレゴ、LEGOフレンズのコーナー。各テーブルにレゴが山盛りで、自由に作ることができる。娘六歳とママはここで家を作ってました。

そしてこのコーナー、奥にあるのは……。

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カラオケマシン

なぜだ。しかも通信カラオケで、マイクも2本ある。ステージにカラオケがあって、目の前にテーブルとイス……スナックっぽい……。

どういうことなのか、公式サイトでこのコーナーの説明を見てみると……

自分だけのオリジナルのマイクをレゴ®ブロックで作って、アンドレアのカラオケステージでおもいっきり歌ってね!

 レゴ®フレンズ – LEGOLAND® Discovery Centre, Tokyo

マイク作るの!?

とりあえず「アンパンマンのマーチ」をいれて、息子二歳にマイクを持たせたんですが、上の写真の通り棒立ちになっていました。無理もないか。

もちろんショップもあります

順路の一番最後にはレゴのショップが。

と、その前に、

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うっかり持ってきちゃったレゴを回収する箱がありました。確かに子供は持ってきちゃいそう。ポケットの中もちゃんと確認しましょう。

ショップの写真はあまり撮ってなかったんですが、一番カッコいい!と思って撮ったのがこれでした。

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帝国ホテルのレゴ。カッコいい~!

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あと、QRコードもレゴで出来ていました。まったく、なにからなにまで!

確かに2歳以下は無料でいい

ライドやアスレチックがあったり、自分で作って遊ぶコーナーがあったりなので、幼稚園年長さん~小学校低学年くらいが一番楽しめるんじゃないかな、というのが行ってみての感想です。

2歳以下だとアスレチックは登れないし、自分でレゴを組むのも限界があるし、あんまり小さいお子さんだと誤飲も怖いですしね。確かに2歳以下は無料でいいなぁ。

大人はどうかというと、子供をサポートしているうちに、自分で楽しくなっちゃう感じです。ジオラマに見入ったり、より速い車を作ろうとしたり、童心にかえっているパパママがけっこういましたね。

そしてもう一回来るとしたら、うちの臆病な子供たちが暗がりでも平気になったらだなー、と思うのでした。

「マヂか!」

最近、息子二歳が「マヂか!」って言うんですよ。

ちょっと驚いた、という時、マジか!を舌足らずに「マヂか」って言うんですよね。驚いたと言っても「ご飯だよー」「マヂか!」ぐらいのレベルなので、覚えた言葉を使ってみたい感じですけども。

それにしても「マジか!」なんてどこで覚えたんだろうなぁーって、不思議だったんですよ。

息子二歳が大好きな『アンパンマン』や『おとうさんといっしょ』には出てこない表現だし、『トムとジェリー』も好きだけど、あれは元々しゃべらないし、窓枠に手を挟んじゃってイヤーォ!!くらいなもんだし、あれ真似されても困るし。

誰だろ「マジか!」って言ってるの。保育園で他の子から伝わったのかな。パンデミック!くらいに思ってたんですが、この前やっと感染源がわかりました。

テレビで天気予報をやってるとき、急カーブで日本にやってくる台風の進路を見て、僕、「マジか!」って言ってた。

パパでした。

えっ!パパだったの!?っていうか、息子二歳が覚えてしまうくらい、パパはマジかって言ってたの!?口ぐせってあまり無いと思ってたけどあったの!?そんなに言ってんの!?

と色々驚いて、それが一つにまとまって「マジか!」と口に出てしまい、息子二歳に「マヂか!」と真似されました。

「親父いまわかったのかよ!マヂか!」って言われてるみたいでした。

だから君は行くんだ 微笑んで

アンパンマンの生みの親、やなせたかしさんが亡くなられた。

娘六歳も息子二歳も、アンパンマンが大好き。

何度も何度も子供たちとテレビアニメを観ているうちに、主題歌や挿入歌も自然と覚えてしまった。

アンパンマンに使われてる歌は、やなせたかしさんが作詞している。主題歌の「アンパンマンのマーチ」も、「アンパンマンたいそう」も。

愛と勇気だけが友達さ、でお馴染みの「アンパンマンのマーチ」だけど、改めて歌詞をじっくり読んでみると、とても深い。

テレビアニメで使われてるのは、実は2番から。1番の歌詞はこうして始まる。

何のために生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのはイヤだ!
今を生きることで 熱い心燃える
だから君は行くんだ 微笑んで

生まれた意味を求め、今を生きて心燃やす。とても熱い歌詞なんだけど、僕が惹かれるのはその次のフレーズ。

「だから君は行くんだ 微笑んで」

熱いものをたぎらせながら、歯を食いしばるわけでもなく、涙を見せるわけでもなく、「微笑んで」いる。なんで微笑んでいられるんだろう。

テレビでは流れない3番の出だしは、もっと重い。

時は早く過ぎる 光る星は消える
だから君は行くんだ 微笑んで

時は過ぎてしまい、星も消えてしまう。

光を失い、暗がりを手探りで進むようなときだって、微笑みを忘れない。

全てを受けいれて、微笑んでいられる。

この微笑みは、強さなんじゃないだろうか。

本当の強さは、力でねじ伏せることじゃなくて、微笑みを忘れないことなんじゃないか。そんなメッセージに聞こえてくる。

やなせさんは童謡「手のひらを太陽に」の作詞もしている。ここにも笑顔が登場する。

ぼくらはみんな 生きている
生きているから 歌うんだ
ぼくらはみんな 生きている
生きているから 笑うんだ

生きているから笑うんだ。だから僕らは、微笑んで進むんだ。

やなせさんが残した微笑みの強さを、子供たちに伝えていこう。ちゃんとできるかな。まずは僕が笑っていこう。

photo credit: Sharif Mohamed via photopin cc

誰かに頼るのは「弱い」ことじゃない

ちょっと、6年前の話をします。

6年前、うちの娘六歳が娘ゼロ歳としてこの世に生を受けました。

ママのお腹から産まれて、無事退院して、初めての家での育児がスタートしました。僕も育児休暇を取りました。

初めての赤ちゃんはそれはそれは小さく、用意した小さなベビー布団の、さらに上半分の大きさしかありませんでした。

数日して、娘がどうやっても泣き止まないことがありました。

お腹が空いてるわけでもない。睡眠が足りないわけじゃない。オムツが蒸れてるわけでもない。ウンチも出てるし、熱も無い。抱っこしてるとウトウトするけど、布団に置くとまた泣いてしまう。

カミさんと二人、交互に娘を抱っこしながら、どうしたんだろうどうしたんだろう……と追い詰められていました。

初めての育児ゆえ、「普通」の状態がわかりません。こんなものなのかな……?と思いつつ、ちょっと大変過ぎないか……?とフラフラしていました。連日の夜泣きのせいで、頭がよく回ってなかったのも迷いに拍車をかけました。

ホトホト困り、もうよくわからない!と、連絡を取ったのが、娘が産まれた産科。確か育児相談もやってた。

グズグズの娘を看護士さんに見てもらうと、すぐに原因が判明。

それは「ゲップがちゃんと出ていない」でした。

赤ちゃんは母乳やミルクを飲んだあと、自分でうまくゲップができません。大人が背中をトントンして、ゲップを出してあげないといけない。

そのことは知っていて、ゲップを出してあげてたつもりだったんですけど、全部出きってなかったらしい。娘はゲップが出なくて苦しくて泣いていたのでした。

もう、この時の安堵といったら。

全身から、凝り固まった何かがスッと抜けるようでした。

家に帰って、スヤスヤ眠る娘を見て、ホントに良かった……カミさんと二人で手を取り合いました。

誰かに頼るのは「弱い」ことじゃない

この記事を読んで、手探りで育児をしていたあの頃を思い出したのです。

育児ノイローゼになりかけて、自治体に電話した話 – yuki's blog…

泣き止まない我が子。追い詰められる心。誰かに助けてもらったときの安堵……。

なかでも印象的なのは、カウンセラーさんのこの言葉。

カウンセラーさんからは、
「ここに来ようと思ったあなたがたはすごいです。十分強いですよ。また来てね」
と、励ましてくれて、みんなで泣きました。

育児にかぎらず、「誰かに助けてもらう」というのを、なんとなく躊躇してしまう人がいる(僕もです)

こんなことで他の人の時間を使っては……と、自分で解決しようと試みて、でもどうしても解決できなくて、今度は解決できない自分がダメなような気がしてくる……。一人で抱えることで起こる、負のスパイラルに陥りがち(僕もです ^^;)

でも、頼って、いいんですよね。

一人で解決できないことが「弱い」と感じてしまうと声が出せない。でも、誰かに頼るときは声を出さないといけない。それは「強い」行為で、全然負い目じゃない。

誰かに頼って、全然いい。

頼るのに「勇気」が必要になるのって、やっぱりなんか、厳しいですもんね。

パパママの「勇気」のハードルが、少しでも下がりますように。

上野公園にある「上野こども遊園地」の、ちょうどいい昭和メルヘン

こんなスポットが上野公園にあったの、知らなかったんですよ。とてもレトロな、むしろマニアックな、小さな遊園地があったんです。

この前の連休、家族で上野の森美術館の「魔法の森美術館」展に行ってきたんです。
魔法の美術館 公式ホームページ | 上野の森美術館

光や影や映像を、触って遊べるアートがたくさんあって、子供たちとキャッキャしてきたんですよ。

朝から行って、不忍池のほとりでオニギリを食べて、さてどうしよかな、今から動物園だと時間足りないしな……と地図を見ていたら、上野動物園のそばに「こども遊園地」というのがある。

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あれ?そんなのあったっけ?

こじんまりしてそうだし、子供が遊ぶにはちょうどいいかな、と行ってみた。

昭和のメルヘンがそのままに

入口はこんな感じ。あー、昭和だ!昭和のメルヘンだ!

入場料は無料。中に入ってみると、回転する系の遊具(アトラクション)がギュウギュウに詰まっている。

おなじみメリーゴーランド。半径は小さいくて、合わせて馬も小さい。そしてこのテントの絶妙な古さ!

いかにもダンボな空飛ぶ象。

ちょっとお兄さんお姉さんにになったら、もう少し高い飛行船に乗るのもいい。

この遊具たち、乗り物券を買って乗るのだけど、どの遊具も、大人も子供も、一回100円。

6枚つづりで500円。その場で印刷してて券が出てくるのがすごい遅い。

園内が狭いので、グルグル回る遊具ばかりだけど、そんなに速く回らない。象や飛行船もそんなに高度があがらない。

近年の絶叫系とは真逆の、この昭和の基準が小さい子供にはちょうどいい。風が気持ちいい〜と感じられるレベル。楽しい。

より小さいマニアックな乗り物

この上野こども遊園地、大型のアトラクションの隙間を埋めるように、ところ狭しと小型の乗り物が置いてある。

これがまぁ、すごいマニアックで無節操。他のところでいらなくなったものをもらいました、な感じで、子供が走り回れないくらいギュウギュウに置いてある。

しかも動かすのに200円取られる。大型のアトラクションは100円なのに。相場がおかしい。

往年の名作ワニワニパニックもちゃんとあった。「1988@NAMCO」なので今年で25周年(!)しかし壊れていてプレイできなかったのが残念。息子二歳は自分でワニを引きずり出してハンマーで叩いていた(写真のワニは息子二歳が引きずり出したもの)

併設されている売店でソフトクリームを食べました。280円ですごいずっしり盛ってくれた。高速道路のSAのそれと2倍くらい違った。満足。

ちょうどいい昭和の「遊園地」

この遊園地、動物園の入口横にあって、しかもちょうど動物園の出口付近にも位置している。

動物園の入口側から見ると、こんなふうにチラチラ見えるので気になる。

動物園目当てのパパママは、子供の「ゆうえんちー!」の思いつきの要望に「パンダ見るんでしょ!(行き)」「まだ遊ぶの!?(帰り)」と手を引いているんだろうなぁ……と心中察する思い。

この上野こども遊園地、単体で楽しむには物足りないし、動物園に行く前に寄るのはさすがに……ですが、帰りなら寄ってもよいかも、と思います。1時間弱で充分遊びきるし、お値段も安い。小学校低学年以下のお子さんには、速さや高さもちょうどいいです。

個人的には戸塚ドリームランドを思い出しました。昭和のメルヘンはまだ現役なんだなぁ。お近くにお寄りの際は思い出してみてください。