先週末、11/3,4と奥日光の中禅寺湖温泉に行ってきました。
この時期、本来は紅葉がもう終わろうかという頃。10月中旬がピークなんだそうです。日程的にここしかなくて宿をとったのだけど…
なんと今年は猛暑の影響で紅葉のペースが遅れ、11月に入っても紅葉が見頃とのこと!おお!
勢い勇んで5時に起き、家族全員車に乗りこみ、東北自動車道から日光宇都宮道路へ。紅葉で有名な「いろは坂」を乗り越えて、中禅寺湖に向かうのだ。
日光宇都宮道路に入ると…
紅葉、だー!(Xの「紅、だー!」の掛け声で)
しかし…
大渋滞。
予想はしていたものの、思った以上の渋滞ぶり。まだいろは坂に入ってない。
普通、渋滞って、止まることは止まるけど、そこそこノロノロ運転で進む。でもこの渋滞、ピタッと車が止まって全然動かない。たまにちょっと動く。またしばらく動かないの繰り返し。すごいスローペース。
やっといろは坂に入るが…
混んでる。
そうそう、いろは坂には「第一いろは坂」と「第二いろは坂」の二つがある。「第一」が下り専用、「第二」が上り専用の一方通行。
つまり、登ったら、引き返せない。
一度登ったらもう、登り切るしかない。それがいろは坂なのだ。
なのだ、って言っちゃったけど、この時はじめて知った。
どおりで、いろは坂手前で「この先最後のコンビニ!」とか「最後のガソリンスタンド!」ってアピールがすごかったわけだ。
もちろん紅葉は素晴らしいのだけど、
ギュウギュウ。
そういえばよくニュースで「日光で紅葉がピーク」というと、ヘリから紅葉といろは坂の渋滞を映してた。色とりどりの木々と、小さな車たちの列。これか。いまあの渋滞の真っ只中にいるのか。
この日も空撮っぽいヘリが飛んでた。自分が時の人になってるのを感じる。
動かない。
1時間以上経過し、車内の倦怠感もピークに。娘五歳がトッポを握りしめたまま寝ていたりする。
頂上の明智平を越え、道は下りにはいるが、まだまだ渋滞は続く。2時間は経過し、日も暮れてきた。朝日と共に出てきたはずなのに。
これだけ混んでると、渋滞の先頭はどうなってるんだろう?と不思議になる。
あれかな、猿が出てきたりして、みんな写真撮ってんのかな、とか仮説を立てるが、そんなこともない。ハプニングも起きない。
そして2時間半、ようやく中禅寺湖に着いた。
そこにあった「渋滞の先頭」とは…
信号でした…
この信号が赤になる度に、車の動きが止まる。巡り巡っていろは坂の入口まで伝わっちゃう。そういうことだったのか…
というわけで、普段は20分ぐらいの距離を、2時間ちょっとかかって抜けました。来年、いろは坂に紅葉を観に行く方はご参考に。
いちおう途中にトイレはあったけど、事前に済ませた方がいいです。コンビニで食糧を、スタンドでガソリンを、それぞれお忘れなく。
翌日
明けて朝。中禅寺湖の紅葉は素晴らしかった!
朝の青空に光る湖面と山の紅葉。美しい。
中禅寺湖を一周する遊覧船に乗りました。
一時間に一本なので時間を確かめてから行きましょう。ちなみにやってるのは4月から11月まで。冬は運行しないのね。
光る水面。
船上からの景色。
帰りは第一いろは坂を下りました。時刻は昼前。また渋滞かも…と覚悟してたらスイスイ。あっという間に山を越えました。上りの2時間はなんだったのか。
下りのいろは坂から観る紅葉もまた格別。道路の両側から枝が張り出して、紅葉のトンネルになっていました。素晴らしい。
まとめ
「いろは坂の渋滞」といえば秋の風物詩としてよくテレビで目にしてた。混んでるのによく行くなーと思ってた。
でも実際にその場に行ってみると、思った以上の大変さと、思った以上の美しい景色があった。
その場に行ってみる、って、やっぱり大事なんだあなぁ。
中禅寺湖、また行きたいです。今度は初夏とか良さそう。混まないし。たぶん。