観てないのですが、映画「P.S.アイラヴユー」では、死んでしまった夫から”消印のないラブレター”が10通届くという。「僕の服を捨てて」とか「すてきな灯りを買って」とか。すわ、死者からの手紙か、と思ったら、夫は病で死ぬ前にいろいろ策を練って、妻にメッセージが届くようにしたらしい。
しかし、そううまくいかない事もあると思う。たとえば配達されなかった11通目があったとしたらどんなのだろう。
・戸棚にドーナツが入ってるから食べて。
・この暗号を解いて。
・6通目に書いたこと忘れて。
・やっぱ服捨てるのやめて。
・オレオレ、事故っちゃってさ、ヤバイんだよ。この口座に200万振り込んで。
最後のは違う人が書いていると思う。
いちばんかっこいい社名は?と聞かれたら、「帝国データバンク」と答えると思う。
「帝国」であり「データバンク」である。固いものどうしのぶつかりあいでいて、より強固なフレーズになっている奇跡の社名。昔は「帝国興信所」だったらしい。かっこよすぎる(TDBの歴史(1) | 帝国データバンク[TDB])。もっとかっこよくしたい。なんか繋げればいいのか。
・大日本帝国データバンク
・インカ帝国データバンク
・地下帝国データバンク
・ゆらゆら帝国データバンク
・バラ色帝国データバンク
だめだ、なにを付けてもアングラなデータをあつかってそうじゃないか。
ちなみに最後の「バラ色帝国」は及川光博のオフィシャルサイトである。ミッチーもすごい。なんて紫だらけのサイトなんだ。
腹を出して寝ると雷にヘソをとられたり、夜爪を切ると親の死に目に会えなかったり、日本には言うことを聞かない子供を相手にした迷信がけっこうある。
だけど、聞くところによると欧米にはこうした子供相手の迷信はあまりないらしい。結果として子供に嘘をつくことになるため、そんな「子供だまし」はやらないんだそうだ。確かに13日の金曜日が不吉だ、とかは子供相手だけの話じゃないし。
でも本当かなぁ。サンタだって信じてたりするし、欧米でもそういうのあるんじゃないのかなぁ。
・「スクールバスを見たら親指を隠さないと不幸になるわよ!」
・「チェリーパイを食べ過ぎるとチェリーになるわよ!」
・「ピクチャーを撮るとソウルが取られるわよ!」
・「夜中に笛を吹くとスネークがカモンよ!」
結局ルー語じゃないか。
今月の女性月刊誌「STORY」
の中吊りが「何が起こっても、私は着回せます!」だった。
すごい気合いだ。「何が起こっても」だ。どんな天変地異でも「私は着回せます!」だ。
・新年度、ファッションに気合いをいれて出社。
・大地震に遭遇。
・春物ワンピとパンツで乗り切る避難所生活。
・突然に炊き出しにはデニムを。
・テレビクルーにだって慌てない!乱れ髪とシャツのベストマッチ。
…と思って、家に帰ってオフィシャルサイトを見てみたら、もっと大変なことになっていた。
【ファッション大特集】
もしも「ありえない!」事件続出の1カ月が訪れたら
何が起こっても、私は着回せます!
「もしも、隣の家にジローラモさんが引っ越してきたら?」
「もしも、裁判員に選ばれたら?」
「もしも、昔の恋敵と保護者会でバッタリ会ったら?」……
いつになっても泣く子と女性誌の見出しには勝てません。
最近の会社の部署名は「○○ソリューション部」とか「○○マネジメント部」とか「○○ロジスティクス部」とか、横文字が付くものが多い。よくわからないけどなんかかっこいい響きがあったりする。
一方、総務とか人事とかはずっと漢字のままである。これは不公平だ。こっちもなんとかかっこよくならないか。
安易に「ザ」とか付けてみるとどうなるだろう。ザ・ガードマンみたいに。
だめだ「営業部」だけ母音で始まってしまう。
結局のところ、ダイソーの「ザ・園芸」も本当は「ジ・園芸」なのだ。
さおだけ屋でおなじみ山田真哉『食い逃げされてもバイトは雇うな 』
の下巻タイトルが『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』
だという。
前作と真っ向から対立するという、すごいネーミング。前作を読んでなくても、なんだって!と、絶対手にとってしまう。ずるいなぁ。もうみんな大間違いってつけちゃえばいいんじゃないか。
- お金は銀行に預けるななんて大間違い
- すべてがFになるなんて大間違い
- 夜歩くなんて大間違い
- 間違いだらけの車選びなんて大間違い
- もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対なんて大間違い
なにがなにやら。

最近映画化もされた山崎ナオコーラ『人のセックスを笑うな』。
このタイトルを目にするたびに、そのインパクトに感心する昨今です。強い禁止を謳いながらも、そうだよ笑うなよなぁという共感たるや。
このインパクトを他にも応用できないだろうか。例えば、ビジネス書のタイトルにしてもそれっぽくなるような気がする。
・『人のライフハックを笑うな』
・『人のマネジメントを笑うな』
・『人のプレゼンを笑うな』
・『人のスーツを笑うな』
・『人の年収を笑うな』
笑われっぱなしである。なんかいじめられてる気がしてきた。笑うなよ、笑うなって!やめろよ、俺の源泉徴収票返せよ!