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佐藤雅彦
佐藤雅彦『プチ哲学』
「ちょっとだけ深く考えてみる。それがプチ哲学。」
家庭の事情でピタゴラスイッチを頻繁に見るようになったので、佐藤雅彦が気になってしかたがないこの頃です。「哲学」と銘打っているのものの、なんとか思想がどうこうという話ではなく、日常見かける風景から「ちょっとだけ深く」ものごとを考えてみよう、という考える入り口をご提案する本。
プッチンプリンとエレベーターの共通点「逆算という考え方」、バナナをお腹いっぱい食べたいと魔法使いにお願いする猿だったが、魔法でいきなりお腹いっぱいの状態にされてしまう「結果と過程」、美味しさを想像して笑顔になるために写真と撮るときチーズ!と言うネズミ「外からつくる、内からつくる」などなど、可愛いイラストで描かれるプチ哲学が31項目。
他愛もないイラストだけど、ニヤッとしたりフフンとうなずいたり。発想の転換とか飛躍とかの激しい効用はなく、ほのぼのとした空気。読み終わって「すごい!」というより、ちょっと戸棚に入れておいてたまに開いてみたりするお茶請けのような存在感です。頭が煮詰まってる時にパラパラとめくって気づきを得たりするのにいいかも。
巻末の佐藤雅彦のエッセイのほうが、より佐藤雅彦の思考の動きがわかって面白いので(つぎはぎだらけの道路工事に芸術をみたり)、このエッセイだけで一冊にならないかなぁ。
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中村至男+佐藤雅彦『勝手に広告』
巷の商品を勝手に広告アートにしてしまう本書。表紙にあるヴィッテルの貯水タンクにはじまり、牛乳石鹸の農場、三菱鉛筆の森など、アイデアとアートの融合が楽しい。
モノの大きさを自由に変えて発想しているのが楽しくて、例えばヘリコプターがTWININGSのティーバックを入れていたり、チップスターがタンクローリーの荷台になってたりする。極端にすることでモノの個性を際出させて、なおかつ全体は極端に尖らないようセンスで抑えられてる感じ。このバランスが絶妙なので、素直に楽しいなぁという気持ちになれるのかも。
そうそう、この本図書館で予約して借りたのですが、思いのほか大きな本でびっくり。色彩もヴィヴィットなので、まるで絵本のようでした。
※参考リンク(中身がちょっと見れます)
広告のようで広告でない、実験アート「勝手に広告」の世界 | エキサイト ウェブアド タイムス
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佐藤雅彦『四国はどこまで入れ換え可能か』
新潮社 (2005/10)
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ネット配信されていたアニメーション「ねっとのおやつ」の文庫化。ほのぼの漫画にシャープな発想。
『イメージの読み書き』
や『プチ哲学』
など、佐藤雅彦には思考の盲点をつかれることが多く、ハッとさせられることしばしば。この「思考の盲点をつく」という行為は「笑い」にも通じるわけで、本書にもその盲点が山盛りで楽しい。ベタなネタもあるけどそれも緩急と思えば。「いったいなにがあったのか!」「狼煙」「人生は選択の連続」「内面的なサイコロ」あたりがお気に入り。
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