金城一紀『レヴォリューションNo.3』

『GO』『SP』の金城一紀がもつシリーズ「ザ・ゾンビーズ・シリーズ」の第1弾。眩しい。眩しすぎる。

君たち、世界を変えてみたくないか?
オチコボレ高校に通う「僕」たちは、三年生を迎えた今年、とある作戦に頭を悩ませていた。厳重な監視のうえ強面のヤツらまでもががっちりガードするお嬢様女子高の文化祭への突入が、その課題だ。

「レヴォリューションNo.3」「ラン、ボーイズ、ラン」「異教徒たちの踊り」短編3本を収録。文庫の装丁だとアホバカ高校生みたいだけど、本編はもっと不良で暴力的でハードボイルド。喧嘩もすれば悪巧みもする。テンションMAXで暴れまくる。

一方、メンバーそれぞれの個性を生かしたトラブルシューティングがとても気持ちいい。女子高への突入、カツアゲされた金の奪還、ストーカー退治といった難題に、これぞといった気の利いた解決をもってくる。

暴力と知力のバランスが絶妙で、かつキャラ立ちも十分(”史上最高の引きの弱さ”山下の爆笑エピソードは一読の価値あり!)十代の衝動とブレーキとを鮮やかに描ききっております。オススメ!

金城一紀『GO』

大変いまさらではありますが、おなじみMYSCON代表shakaさんのオススメがあって読んでみた。

すごくよかった。

適度なユーモア、血が通ったキャラクター、ドライブ感あふれるテンポ、なによりも主人公からみなぎるパワーとエネルギーと愛。

なんか文字にすると安く見えてしまうなぁ。ちょっと語れない。聞けば映画版も原作を裏切らない出来栄えとか。観なくては。観なくては!

なんだか何も言えてない感想ですいません。これからこの本を読む幸福な人は、予定のない夜に、2時間くらいの時間を見て、携帯電話の電源を切り、一気に読みきることをオススメします。

作中で桜井が杉原に勧めていたジャズのCD、ホレス・パーラン『アス・スリー』をamazonお急ぎ便で買ってしまうほど、僕はこの本が好きです。