茶道の流派のひとつに、表千家と裏千家というのがある。

もちろんどちらも正当な流派なのはわかるのだけど、「裏千家」という響きにはなんだかダークなものを感じてしまう。ミスター味っ子なら味皇に対して味将軍みたいな、なんか茶道を通してで日本をどうこうしようみたいな野望まで想像してしまう。どんな活動をしてるんだろう。

・青い蛇口が水、赤い蛇口がお湯、そして緑の蛇口を緑茶に!
・伊藤園の自販機を全て「お~いお茶」に!
・表千家がたてたお茶を飲んでもノーリアクション!

さすがにお茶で日本をどうこうするのは遠回りすぎる。

 

儚い羊たちの祝宴

  • 著者/訳者:米澤 穂信
  • 出版社:新潮社( 2008-11 )
  • 単行本:253 ページ
  • ISBN-10 : 4103014725
  • ISBN-13 : 9784103014720
  • 定価:¥ 1,470

ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。中でも、「最後の一撃」と呼ばれる、ラストで鮮やかに真相を引っ繰り返す技は、短編の華であり至芸でもある。本書は、更にその上をいく、「ラスト一行の衝撃」に徹底的にこだわった連作集。古今東西、短編集は数あれど、収録作すべてがラスト一行で落ちるミステリは本書だけ。

と、いう煽りで紹介されてはおりますが、本書はどちらかというとサスペンス・ホラーの領域なので、ラスト一行で世界が反転するというよりはゾッとする、という感じ。5編収録された短編集で、特筆すべきはラスト一行のことよりも、「使用人(女子)がメインキャラクターとなる短編ばかりの短編集」であることだと思う。

お嬢様に従順な付き人、暇でたまらない山荘の管理人、高飛車すぎる料理人など、1編ごとに異なる名家の異なる使用人が、話のカギを握る存在となる。主人に忠実な存在であり、命令には実直に従うが、何を考えているかわからない存在として書かれる彼女たち。彼女たちが犯す「奇行」には彼女たちなりの理屈があり、それがいわゆる「狂人の論理」として機能し、最後の一行に向かって収束する。5編それぞれ主観人物や構成も異なり、よく練られてるなぁ。

それにしてもかなりダークな手触り。おっかないですわ。もう。アミルスタン羊とかさぁ。

 

のっち(Perfume)とノッチ(デンジャラス)がどうにも紛らわしい。

『「美人すぎる市議」藤川市議 「のっち」似の髪型に変える』というタイトルを見て、「まさかオバマの髪型に!」とドキドキしたりするので、同じ過ちを犯さないように二人の違いをあげてみました。

・裏に中田がいるのがのっち、隣に安田がいるのがノッチ
・お泊りが報じられるのがのっち、奥さんに牛耳られるのがノッチ
・「EDGE」を歌うのがのっち、「CHANGE」を真似るのがノッチ
・武道館がいっぱいになるのがのっち、ひな壇でいっぱいいっぱいになるのがノッチ

ボキャブラ時代はノッチもスーパーアイドル(自称)として売れていたので、のっち[二代目]としてもいいんじゃないか。よくないか。

 

ツアコン、風俗ライター、ヌードで映画出演、果ては大川興行所属の過去も判明。そして衆議院議員になった田中美絵子議員。

いろいろとマスコミが騒いではいるけれど、普通にこの経歴ってすごいんじゃないかと思う。こうなるとまだまだ明かされていない経歴があるんじゃないだろうか。

・パリ挑戦権獲得
・箱根駅伝:往路2区走破(区間新)
・ペッパーランチ渋谷駅前店店長
・元サンジャポファミリー
・TVチャンピオン『第3回下町甘味王』優勝

でも「大川興行所属」を超えるオチはないなー。すごいなー。

 

鑑識不在の状況下、警備会社社長と真っ向勝負(「マックス号事件」)
売れっ子脚本家の自作自演を阻む決め手は(「失われた灯」)
斜陽の漫才コンビ解消、片翼飛行計画に待ったをかける(「相棒」)
フィギュアに絡む虚虚実実の駆け引き(「プロジェクトブルー」)
好評『福家警部補の挨拶』に続く、倒叙形式の本格ミステリ第二集。

前作『福家警部補の挨拶』に続くシリーズ第2作。コロンボや古畑任三郎みたいに犯人側の犯罪が先に出てきて段々暴かれる、いわゆる倒叙もの。メガネ女子の童顔警部補が今回もネチネチと容疑者を追い詰める。今年の正月にはNHKで単発ドラマ化されたりもしました(主演:永作博美、電線音頭:小松政夫)

『~挨拶』もそのクオリティの高さに大満足でしたが、今回もすごいなぁ。特に好きなのは「マックス号事件」かなぁ。警備会社社長が犯した殺人を偶然乗り合わせた福家が追い詰めるのだけど、舞台は航海中の船上なので鑑識が来れない。船を下りられると逃げられてしまうので、タイムリミットも迫る。不利な状況下ながら、最後のページの最後の最後まで決め手を明かさない構成。おおおと唸ることうけあいです。

ただちょっと、どうしても気になるのが「童顔の福家が聞き込みに行くと、警察の人と思われず門前払いにされそうになり、福家もなかなか警察だと名乗らず、押し問答の末にやっと警察手帳を見せて、すいませんねぇとなる」というくだりが全編かけて何度も出てきてですね、お約束なんだろうけども毎度毎度同じなのでどうもちょっとイラっとしてしまうこともあってですね、「最後まで刑事と思われないまま聞き込み完了」とかバリエーションをちょっと変えたりしてもらえるともっと良いかなぁとか思ったりもしました。

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