オリンピックになると必ず登場するのが「選手村」だ。
なんか「選手村」という響きには楽しげなイメージがある。各国の美味しいものがちょっとづつ食べられたりしそう。夜には枕を並べて「ぶっちゃけお前誰好き?」とかやってそう。
とはいえ、「村」であるので、一つの地方自治体として機能してしまう可能性も捨てきれない。
オリンピック終了後、選手村から去ろうとしない選手たち。あまりの居心地の良さに永住を決意する人々。不法占拠だ、と反発する地元住民を持ち前のスポーツマンシップで粘り強く説得し、ついに自治体としての「選手村」が誕生する。
村長選挙では金メダルの数がものをいったり、各国の文化の違いから争いが生まれたり(ゴミの出し方とか)するが、やはり持ち前のスポーツマンシップで一つ一つ問題を解決していく。体力だって有り余っている。田畑を開墾し、子孫を残し、徐々に地域に根付いていく選手村。
しかし4年後、別の選手村が他国に誕生する。
選手村は世界に二つもいらない。
再び、戦いの日々が始まる。持ち前のスポーツマンシップが残っているのかは、定かではない。
バンクーバー五輪盛り上がっていますね。
昨日ぼーっとニュースのヘッドラインを見ていたら、こんな並びになっていた。
・モーグル愛子4位
・アイスホッケー・カナダ女子好発進
・石川は予選落ち
最後のはゴルフの石川遼でバンクーバーと全く関係ないはなし。なのにこうやって並ばれると全然違和感がない。
白銀のコースに現れる真っ赤なウェアの石川遼。吐く息は白く、グリーンに向けた目には力がこもっている。雪原に向けてクラブを振りきると、ボールは天高く舞い上がりフェアウェイのど真ん中へ。湧き上がる日本の応援団…。
全然違和感がない。
というか、雪原のコースってプロゴルファー猿にあったような気もする。
・石川、旗包みで2アンダー
全然違和感がない。石川遼はフィクションの中の人なんだと思う。
「文字には不思議な力がある」と言ったのはドラマ『TRICK』の山田里見(野際陽子)であった。
最近また「パワースポット」という言葉をよく聞くようになった。ロンブー淳と安室奈美恵がアメリカのパワースポットと呼ばれるセドナに旅行したあたりからだと思う。
神社仏閣だけでなく、山や森などの大自然もパワースポットになるらしい。でもパワー=「力」で言ったら書店も結構パワースポットだと思う。
「全脳力」
「自己プロデュース力」
「行動力・力」
自分を信じて動けるだけ動いたり、
「悩む力」
「断る力」
「やめる力」
「空腹力」
悩んだ末に仕事やめて食べるものに困ったり、
「田舎力」
「雑談力」
「老人力」
「鈍感力」
田舎に帰って隠居してボーっとしてみたり、
「ダチョウ力」
「すごい弁当力!」
なんだかわけのわからない力を出し切ったりする。
もう、「弁当力」なんて神社仏閣や大自然には絶対ないと思う。書店はすごい。
「ふりかけかけても振り込むな」というキャッチコピーを掲げ、警視庁のマスコット・ピーポくんが振り込め詐欺防止を訴えながら、道行く人にふりかけを配った、というニュースを見た。
標語としては「焼き肉焼いても家焼くな」レベルではあるが、このままでは「ふりかけは詐欺とは無関係」というイメージを植え付けないだろうか。
この心理を逆手にとった「ふりかけ詐欺」が出るとしたらどうなるだろう。
一人暮らしのお年寄りの元にかかってくる一本の電話。昼ご飯の支度を中断し受話器を取る。「品川署のものですが」警察?警察がうちに何の用?高まる緊張感。
「実はお宅の息子さんの○○さんがいま署で取り調べを受けていまして」
「息子が!どうして!」
「それは追々お話します。ちょっと弁護士に変わります。」
「○○さんですか。弁護士の佐藤です」
「息子は!息子は!」
「落ち着いてください。息子さんはいま取調室で昼食をとろうとしています。ところが、困ったことになりましてね…」
「ど、どうしたんですか?」
「昼食の白飯にふりかけをかけると言ってきかないのです。」
「…ふりかけ…ですか?」
「警察にふりかけはありません。かける、だめだの押し問答で取り調べが進みません。ここだけの話、この状態が続けば確実に警察の心証が悪くなります。最悪、罪が重くなるかもしれない」
「そんな…!」
「ここでお母さんにお願いです。私はこの場を離れるわけにはいかない。代わりにふりかけを届けていただきたいのです」
「ふりかけを、ふりかけをかければ息子は…」
「そうです。至急お願いできますか」
「わ、わかりました」
「助かります。よろしくお願いします」
近所のスーパーに急ぐ。店内に入り、ふりかけ売り場へ。「ふりかけないで!」とピーポくんが警告している貼り紙も目に入らない。レジにふりかけを持っていき、もたつきながら支払いを済ませる。息子が…!息子が…!
一方その頃、無人となったお年寄りの家に忍び寄る、空き巣の姿があった…。
皆さま、ふりかけ詐欺にご注意ください。あと、対策としてスーパーからふりかけが撤去される可能性があるので、今のうちにふりかけを買いだめておくことをお勧めします。
宮城県では穴のあいた靴下を「おはよう靴下」と呼ぶ。
以前、秘密のケンミンSHOWでも紹介されたらしいこのローカル用語。僕も地元では使ってた。
というか、「宮城県限定」じゃなくて「我が家限定」だと思っていた。母親が繰り出した面白フレーズだと思っていた。
なんだ、こんなことなら県内ではもっと大手を振って「おはよう靴下」を口に出してもよかったのか。
小さい頃、母親に「へそのゴマをごま塩に混ぜて食べてお腹を壊した」という嘘をつかれたことがあり、それを信じて友達に話して笑われたことがあった。それで警戒してしまっていた。いま思い返してもなんでそんな嘘をつかれたのかわからない。ボケだったのだろうか。見ていたお笑いはドリフぐらいだった幼少の息子に「そのゴマと違うわ」とつっこませるには随分と飛ばしすぎたボケだと思う。
ちなみに「おはよう靴下」はあくまで親指がちょっと覗くくらいの穴であり、もう爪の根元まで見えるレベルの穴は「こんにちは靴下」と呼んでいた。
あ、まさか、と思って「こんにちは靴下」をGoogleで検索してみた。
ヒットしない。
うちの母親、油断も隙もあったものではない。
電車の中吊りでみた『Number』の見出しが「あなたの知らないフィギュアの世界」だった。
なんか「あなたの知らない世界」を彷彿とさせる。子供のころ、夏休みにお昼のワイドショー枠でやってた心霊特集だ。心霊写真とかすごい怖かった。
「あなたの知らないフィギュアの世界」も心霊特集だろうか。
・キム・ヨナのスピンの最中に浮かび上がった叫ぶ男の顔
・織田信成が背負う明智光秀の陰
・松岡修造が目覚めさせてしまったスケートリンクの亡霊
・浅田真央についている、なんか魔女っぽい外見のコーチが持つ特殊能力
リンクには魔物が住んでいる。っていうかあのコーチほんとに魔女っぽい。浅田真央は魔法が解けたらカエルに戻ったりしないだろうか。
「お客様は王様です。しかし王様の中には、首をはねられる者もいる」。三谷幸喜脚本『王様のレストラン』の中の台詞である。
ところで「携帯の王様」という名前の携帯ショップがある。
もしその名のとおり、携帯の王様が統治する国家があったら、どんなんだろう。
時は201X年--
「王様、ご報告が」
「なんだ。申してみよ」
「隣国より、同盟を結びたいとの申し出を受けたのですが…」
「どうした、歯切れが悪いな」
「その条件の中に、光ファイバー網の設置があるのです…」
「ならん!固定電話網をひくことは、断じてならんぞ!」
「いえ、電話網ではなく、インターネットや地上デジタル放送の用途が主とのことで…」
「携帯でネットは見れるし、ワンセグもあるではないか!何を今更申しておるか!」
「しかしこのままでは…民衆の持つFOMAにも限界が…」
「えぇぃ面倒だ!馬だ!馬をこれへ!」
ちなみに馬と呼ばれているのは王様お気に入りのiPhone3GS。
「UstreamとTwitterで隣国に文句を言ってやる」
携帯の王様は決して外に出ないのだと思う。