昨日、森見登美彦『新釈 走れメロス 他四篇』の感想を書いたわけですが、太宰治の文庫にリンクをはろうと思ってどうしても気になったのがこれ。角川文庫の「走れメロス」

なんでこれが「走れメロス」なのだ。犬じゃないか。これがメロスか。でも紐でつながれてるからセリヌンティウスのほうか。
他の文庫はちゃんとしている。新潮文庫はこれ。

いかにも「文学です!」って感じ。
他の太宰作品も見てみると、どうも角川文庫の太宰治だけおかしな感じなのである。先日感想をかいた天久聖一『味写入門』を彷彿とさせる味写ぶりなのだ。
せっかくなのでいろいろ並べてみます。
続きを読む…
idea*idea のどんどん大掛かりになっていくピタゴラ風PV『This Too Shall Pass』で紹介されていた、このPV。
This Too Shall Pass
最初はこじんまりしたピタゴラ装置のはずが、どんどんエスカレートして、車は動くピアノは倒れる、もうめちゃくちゃの極みで面白い!ところどころ出てくるメンバーたちの衣装の謎は最後のオチでわかるけど、撮りなおしとか大変だったろうなぁ。
で、このPVに登場している「OK GO
」というバンド、実は以前からPVが面白いことでその筋では有名なのである。この機会に是非ご紹介したい。
続きを読む…
バッファロー吾郎が主催する大喜利イベント『ダイナマイト関西』が今年を「勝負元年」としてイベントを仕掛けにくるらしい(→公式)
年末にフジテレビで放送された『IPPONグランプリ』も年5回の放送を予定しているみたいだし、2010年は大喜利イベントが盛り上がりそうな予感。
そんなこともあり、自分用メモも兼ねて、ここらで大喜利関連の書籍をまとめてみました。
でもただ並べるだけなのも芸がないので、答えを発表する媒体別にまとめてみました。
自分で答えを発表するのか/他人が発表するのか、フリップに絵が描けるのか/文字だけなのか、回答は読み上げるのか/誌上に載るだけなのか、発表の形式によって回答の傾向も変わってくると思うのです。
というわけで、つらつらとまとめてみました。漏れ・オススメなどありましたらコメントやtwitter教えていただければ幸いです。
続きを読む…
マイケル・ジャクソンが亡くなった。
特別ファンというわけではないけれど、当たり前のように存在していたスターであるし、一つの時代が終わったような、そんな喪失感を覚えるのだった。ムーンウォークを真似してみても結局ただの後ずさりになる、そんな経験をみんなしてると思う。
追悼の意味をこめて何か…というわけで、マイケル・ジャクソンのPVパロディを集めてみた。
まずはアル・ヤンコビック。
続きを読む…
テレビを見ていて「あ、この曲知ってる」という瞬間がよくあるので、「テレビでたまに聞くけどあまり曲名を知られていないかも」な曲たちをまとめておくことにしました。お役にたちますかどうか。
続きを読む…
「九マイルもの道を歩くのは容易じゃない、まして雨の中となるとなおさらだ」
ミステリーでたびたび引き合いに出されるハリイ・ケメルマン『九マイルは遠すぎる』。英語にしてたった十一語の文章から、考えられる推論を重ねていき、終いにはとんでもない事件を引き当ててしまう。
まさに安楽椅子探偵の極みであり、推理というか妄想にも近くなるのだけど、このテーマはやはり面白く、数々の作家が挑戦しております。思い出す限りちょいと集めてみました。
■アンソロジー『競作五十円玉二十枚の謎』
池袋の書店を土曜日ごとに訪れて、五十円玉二十枚を千円札に両替して走り去る中年男
なぜ書店で両替するのか?なぜそんなに五十円玉がたまるのか?なぜ毎週千円に両替するのか?若竹七海が書店でアルバイトをしていた時の実体験が元となり、プロアマ13人が自分なりの解決を考え抜いて短編に仕上げているという、なんとも贅沢&異色な1冊。この時不参加だった北村薫が後に『ニッポン硬貨の謎』を上梓しております。そして法月綸太郎の解決がずるすぎる。
■西澤保彦『麦酒の家の冒険』
迷い込んだ山荘には一台のベッドと冷蔵庫しかなかった。冷蔵庫を開けてみるとヱビスのロング缶96本と凍ったジョッキ13個が。
著者自らあとがきで「九マイルは遠すぎる」を意識したと書いている本作は、タックシリーズの2作目。タック・タカチ・ボアン先輩・ウサコが冷蔵庫のビールを勝手に飲みながら延々と推理。ベッドしかない山荘に、なんでこんなにたくさんのビールとジョッキがあるのか?状況が突飛すぎるゆえ、仮説もとんでもなくなって、だれることなく面白さ持続。シリーズの中でも好きな作品。
■米澤穂信『遠まわりする雛』収録 「心当たりのあるものは」
「十月三十一日、駅前の巧文堂で買い物をした心あたりのあるものは、至急、職員室柴崎のところまで来なさい」
つい最近読んだので。きっかけは校内放送、放課後に1回だけ行われた生徒への呼び出しから導き出される犯罪の臭いとは。「古典部」シリーズの折木奉太郎と千反田えるの語りだけで構成される本作は、推理作家協会賞候補にもなっていたりする。
■都筑道夫『退職刑事』収録 「ジャケット背広スーツ」
ジャケットと背広とスーツを持って駅を走る男
現役刑事の息子がぶつかった事件を、退職刑事の父親が聞くだけで解決してしまう安楽探偵椅子ものの白眉。殺人事件の容疑者が見たというこのジャケット男は、いったい何を意味するのか?割と経緯が複雑だったかで、どういう結末だったか忘れてしまった(笑)読み返すかなぁ。
他にも島田荘司『UFO大通り』(「傘を折る女」)とか、蒼井上鷹『九杯目には早すぎる』とか、まだまだありますな。有栖川有栖あたりにもあったような気がするんだよなぁ。
人力検索はてなにこんな質問がありました。
【絶対にネタバレを見てはいけない小説】を教えて下さい。詳しくは以下の条件すべてを満たしての回答をお待ちしてます。 ★途中やラストに何がしかの真相が明かされ、怒涛.. – 人力検索はてな
「怒涛の展開・どんでん返し」がある小説を教えてください、という質問なのですが、「ミステリー以外」という条件付き。
いやーこれこそはミステリの腕の見せ所ではないのか、というわけで、上記の質問の回答に載ってるもの以外で、個人的に「たった一行」真相を書かれただけでひっくり返って驚いたミステリを7作品あげてみました。秋の夜長にいかがでしょうか。
なお、「この作品はどんでん返しがあるよ」と聞くだけでネタばれになる危険がございます。それを聞いてもなお面白い作品を選んだつもりですが、どうしてもネタばれが気になる方はご注意ください。
続きを読む…