【お仕事】『2013本格ミステリ・ベスト10』に参加させていただきました

先日の『東西ミステリーベスト100』への投票とはまた別に、今年の「本格ミステリ」に限ったランキング本に投票させていただきました。

今年は綾辻行人、有栖川有栖がシリーズものの新刊を出し(→疑わしき者たちの仮面舞踏会『奇面館の殺人』)、法月綸太郎が4年ぶりに書き下ろしを出し(→四重交換殺人が奏でる不協和音の四重奏(カルテット)『キングを探せ』)というベテラン勢が攻めこむ中、井上夢人・島田荘司・山田正紀といった御大も構え、そして若手陣がこれにがっつり立ち向かうという、国内本格ミステリ豊作の年なんですよ(海外は全く読んでないので何も言えず…すみません)

最終的にできあがったランキングも、まさにこのがっぷり四つを反映したものになっております。それが来るのかー、というのが僕の第一声。

そうそう、『東西ミステリーベスト100』と違って、本書は投票者の投票内容と選評が全て読めるので、僕のコメントも載っております。書店にお立ち寄りの際はぜひ手にとっていただきP39を参照いただけますと幸いです。

【お仕事】『東西ミステリーベスト100』に参加させていただきました

週刊文春臨時増刊『東西ミステリーベスト100』が発売されましたよ奥さん。

このブックガイド、なにがすごいってこのスペック。

・作家、書評家、書店員、大学のミステリ研などなどから、現存するすべてのミステリーを対象にベストテンを選出してもらった。
・回答者の総数387人
・1位を10点、2位を9点……10位を1点として集計。
国内102作品、海外100作品の順位のほか、あらすじ、うんちく、選者コメント付き。

ちなみに週刊文春の公式サイトにいってみると…

順位がちょっぴりネタばれされてる!じゃぁ1位と2位はなに!?ってなる。

表紙に「死ぬまで使えるブックガイド」って書いてありますが、こんな濃い202冊、死ぬまで読めるか不安になるほど。どこを開いても絶対おもしろい本が出てくるわけだし。

で、僭越ながら僕もベストテンを回答させていただきました。387分の1です。選者コメントも1つ採用されていて嬉しい。この企画に参加できただけで喜びでいっぱい。

おもしろいミステリが読みたい方、この本を片手にチェックをしていけばまず間違いなしのハズレなし。広大なミステリ平野を旅するためのマストアイテムですよ!