ライター2年目の今年。お仕事が劇的に増えた年でした。1月から約5ヶ月間、宣伝会議の編集・ライター養成講座 上級コース プロフェッショナル・ライティングクラス(通称:米光講座)を受講して、ご縁がすごく増えたのが大きいです。ありがたいありがたい……。
せっかくなので、振り返りの意味も込めて、2015年の活動をまとめました。
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ライター2年目の今年。お仕事が劇的に増えた年でした。1月から約5ヶ月間、宣伝会議の編集・ライター養成講座 上級コース プロフェッショナル・ライティングクラス(通称:米光講座)を受講して、ご縁がすごく増えたのが大きいです。ありがたいありがたい……。
せっかくなので、振り返りの意味も込めて、2015年の活動をまとめました。
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今年はエキレビ!で『キングオブコント2015』を予選1回戦から長期取材させてもらいました。芸人さんたちの熱い現場に立ち会えて、とても嬉しいお仕事でした。取材記事をまとめておきます。
■「キングオブコント 2015」予選1回戦スタート。1回戦の鍵を握る困難「2分の壁」を観てきた
場所は「よしもと幕張イオンモール劇場」。時間ギリギリに到着して、しかも劇場のある建物の反対側についちゃったので、イオンモールを走って縦断した思い出……。持ち時間たった2分。次々入れ替わるなかで印象に残らないといけない。それでも、面白いなぁと思った組はちゃんと勝ち進んでいた。すごい。
■かもめんたるが予選1回戦に登場。松本人志の言葉から再びキングを目指す「キングオブコント2015」
こちらも1回戦。場所は新宿シアターブラッツ。かもめんたるが再び挑戦するも、シード権を失っているので1回戦から戦うことに。結果、準決勝まで勝ち進んでいました。取材前、近くの公園で芸人さんたちがたくさん練習していたのも印象に残っています(冒頭の写真)
■超詳細レポ「キングオブコント2015」決勝進出10組発表セレモニー
ちょっと時間は飛んで、準決勝2日目のあとに行われた決勝進出者発表セレモニー。1組1組のやりとりを、本人不在でマネージャーが応対したところまでみっちり起こしました。その結果、MCのあべこうじのスキルがとんでもなく高いことがわかったのでした。ザ・ギースが名前を呼ばれた瞬間に抱き合って喜んでて、ホントによかったなぁ。
■「キングオブコント2015」ファイナリスト記者会見「犬を一匹だけ、私に飼わせてください……!」
決勝進出者発表セレモニーのあとに行われた記者会見。タイトルの「犬を……」発言は巨匠・岡野。こちらもみっちり起こして、あべこうじスキルを堪能。今見ると、コロコロチキチキペッパーズが1000万円の使いみちに「バイクのパーツを買う」って言ってる。
■キングオブコント2015優勝コロコロチキチキペッパーズ「優勝、やっべぇぞ!」その声ズルい会見レポ
そして10月11日の決勝戦。TBSのセミナールームに取材陣が集まって、O.A.を鑑賞。放送終了後にすぐ記者会見。普通にテレビを観ていたあとに本人たちが来る!みたいなことになっていた。番狂わせが次々起きてドキドキしました。O.A.中は審査員の点数やコメントを現場で逐一メモ。「昔の僕やったら好きだったんでしょうけど……」(巨匠のネタに対する松本人志コメント)など、あぁっ!と思うところ多数。
会見のコロチキは一つ一つ質問に丁寧に答えていて、ナダルが生い立ちについて延々と語っていたりしました。年表にすればよかったかも。水族館の飼育員を目指して農学部に入ったり、消防士の試験で最後の小論文で落ちたり(2回も!)したそうです。
■「キングオブコント2015」採点データ分析で見た意外な真実。さまぁ〜ず三村が鍵を握っていた
この記事は取材じゃないんですけど、決勝戦の審査員採点から振り返ったレビュー。平均点や標準偏差など、あえてマニアックにしてみました。みんなが納得する審査形式ってホントに難しい。
芸人のみなさま、関係者のみなさま、おつかれさまでした!
すっかりミステリから遠ざかってしまって、本すらも読めていない昨今でございます…。
そんな体たらくでありますが、ここ1年のベスト本格ミステリを決める原書房さんの『2015本格ミステリベスト10』に投票&コメントで参加させていただきました(献本ありがとうございます)
ランキング投票の依頼もいただいたのですが、そちらは辞退させていただきまして……なにを書いたかといえば、「古今東西みんなが愛した名探偵」というアンケート企画です。古今東西の名探偵から5人選んだアンケートを集計して、ベストランキングを決めるこの企画、僕も5人選ばせていただいております。
とは言え、あの人とかあの人は上位に食い込むだろうし、普通に選んだんじゃつまんないなぁ……と、「単発作品に出てくる名探偵ベスト5」という、ちょっとへそ曲がりな内容にしました。
しかし本を開いてビックリ、「全アンケート回答」で一つ上にいる市川憂人さんが同じ趣向でベスト5書いてるじゃないですか。やられた!と思ったんですが、2人とも全くかぶってません。思わぬところでコンビ芸を見せた形になりました。
もちろん本筋の国内・海外ベスト10や、インタビュー、座談会、映画・ネット・ラノベ・漫画・ゲームにいたるまで、あらゆるジャンルの本格ミステリを総括した一冊。あれもこれもやっぱり面白そうだなぁ……。読みたい読みたい。
突然ですが、数独って簡単に解けますか?
ファイルを整理していたら、すごい昔に作った数独攻略サイトのHTMLが出てきたんです。埋もれさせるのももったいないな…ということで、ちょこちょこリデザインして、再度公開することにしました。
こちらでございます。
このブログの前身、BIGLOBEで「イノミス」をやってたころのデザインそのまんまです。ちょうどPSPの『カズオ』にハマっていて、備忘録代わりに作ったのがこのサイトでした(ちなみに「いかにも」なサイトを目指して作ったので、ちょっと広告が多めです……)
数独が煮詰まったら、のぞいていただけますと幸いです。
先日、文藝春秋の『東西ミステリーベスト100』に参加したことをご報告したのですが(詳細→【お仕事】『東西ミステリーベスト100』に参加させていただきました)、誰がどんな作品になんてコメントしたのかって、本誌には全部載ってないんですよね。
というわけで、この場を借りて、僕が投票した順位・作品名・コメントを公開します。僕のベスト10冊。
ただ、順位については最大瞬間風速なので、もう変動しています(本誌を見て「それがあったかー!」「忘れてたー!」を連発しているため…)一応、作家1人につき作品1つ、という縛りで挙げました。また、海外についてはベスト10を選べるほどの読書量ではないので、国内のみ回答しました。
とにもかくにも、この10冊、どれもメッチャ面白いです。年末の本選びの参考になれば。
【オールタイムベスト:国内】
■1位:『震度0』 横山秀夫
警察内部の不祥事の発端から始末までを、幹部五人と宿舎の妻たちの視点から織り上げる、曲者たちの地層地図。読後感はまさしくタイトル通りの「震度0」。静かな震えが止まらない。(過去のレビュー:横山秀夫『震度0』)
■2位:『叫びと祈り』 梓崎優
灼熱の砂漠、極寒の礼拝堂、多湿の密林と舞台を変え、特殊な人々の特殊なルールに則った謎と解決が素晴らしい連作短編。これに叙述トリックまで巧みに仕込まれるのだから溜息で肺がつぶれる。(過去のレビュー:動機と叙述の華麗なる融合 梓崎優『叫びと祈り』)
■3位:『霧越邸殺人事件』 綾辻行人
館シリーズと迷ったが、超常現象とフーダニットが同居するインパクトからこちらを推す。邸内見取図の複雑さから来るワクワク感は今でも色あせない
■4位:『ラッシュライフ』 伊坂幸太郎
仙台市内をバラバラの5人がバラバラに動いているはずが、読者含めて全ては作者の手のひらの上。いくつも小さなハテナが、ある一点で全て氷解する様が美しい。(過去のレビュー:伊坂幸太郎『ラッシュライフ』)
■5位:『奪取』 真保裕一
圧巻の偽札作りエンターテイメント。印刷、材質、機械の認識などなどなど、全ての関門をくぐり抜けるトライアンドエラー。まさにDASHの一気読み必至。
■6位:『斜め屋敷の犯罪』 島田荘司
全てが謎とその解明に奉仕するとはまさにこの事。こんな着想からここまでパッケージ化してしまう、緻密さと豪快さにただただ敬礼。
■7位:『ロートレック荘事件』 筒井康隆
狭い邸内、限られた登場人物、全て提示された手がかり。なのに犯人が全然当たらない。衝撃の種明かしに誰もがアッとページをめくる。言語の現場に限界なし。
■8位:『亜愛一郎の狼狽』 泡坂妻夫
逆説、逆転、逆回転。不可思議な現象を軽やかにくるりと回す手さばきはまさに手品師の業。
■9位:『空飛ぶ馬』 北村薫
「日常の謎」のゲートを開けたサラブレッド。発端の不思議、論理の飛躍、解決のエレガントさを短編に込めた職人芸。一つのジャンルを作った功績をもつ一作。
■10位:『鉄鼠の檻』 京極夏彦
水墨画の世界で繰り広げられる論理と禅のつばぜり合い。京極堂シリーズでは珍しいクローズドな舞台が謎と真相に大貢献。勝つのは悟りか理(ことわり)か。