「マギーさん来てるよ」と言われた時のフローチャート

一口に「マギー」と言っても、芸能界にはモデルや俳優、マジシャンがいる。ややこしい。「マギーさん来てるよ」と言われて、モデルだと思ってウキウキしたら、縦縞のハンカチを横縞にするおじさんだったりするかもしれない。

というわけで、「マギーさん来てるよ」と言われた時のフローチャートを作りました。

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参考にしてください。

駐車場おじさんは残る

人工知能やロボットが発達すると、たくさんの仕事がなくなるらしい。

「日本の労働人口の49%が代替可能に」というニュースを見た。ほぼ半分。代わりにロボットが働いてくれるから遊んで暮らせるようになる、というわけでもないらしい。

この手の話を聞くといつも頭に浮かぶのが、駐車場おじさんである。

駐車場おじさんは、ショッピングモールの駐車場の出入口にいる。駐車券を出す機械の横に立って、出てくる駐車券をドライバーに渡す。逆に、ドライバーから駐車券を受け取って精算機に入れたりする。

本当はドライバーがやることである。おじさんがいなくても大丈夫なんだけど、車が混んできたときにスムーズに駐車券のやり取りができるよう、おじさんが立っている時があるのだ。たまに、全然混んでいないのに立ってる時もある。あれはなんなんだろう。

本来、そういう駐車場を管理する人を減らすための機械なのに、結局おじさんが立っちゃってる。機械の仕事を代わりにやっちゃう。だから、ロボットが増えても、なんだかんだいってロボットの仕事を取る人が出てくると思う。「たらたらやんなよ貸せよ!」と短気なおじさんが工場ラインに割って入ると思う。

そういえば、ロボットが取って代わる仕事に「事務作業」があったのだけど、例えばロボットのリース会社の事務もロボットになっちゃうのかな。事務ロボットを管理するロボットがいて、管理ロボットを棚卸するロボットがいて、棚卸ロボットを修理するロボットがいて…とかなるかな。どこまでも続くロボットループ。その途中に、段差につまずいたロボットをよいしょ!と直すおじさんがいる。

バターが消えてトラが増えている

毎朝ホームベーカリーでパンを焼いている。ここ最近、スーパーにずっとバターが無くて困っている。

近くのスーパーではバターが入荷する曜日を掲示して「お一人様一つまで」と注意書きをしている。次の日に行くともう無い。なかなか手に入らない状態が続いている。たまごっちブームを彷彿とさせる(例えが古い)

しかし、昨日のニュースによると、実は供給は十分にあるらしい。店頭に商品が並んでないことをメーカーが不思議がっている。

国内の生乳需給の調整弁としてバターを国家貿易で輸入する農林水産省は「緊急輸入でバターの供給は十分だ」と主張している。一方、バターを使う「川下」からは「毎年、緊急輸入したバターの数量と市場に出回る量はかけ離れており、一体どこにあるのだろうというのが業界の疑問だ」(全日本洋菓子工業会)との訴えが出ている。
バターはどこへ消えた? メーカーと小売店食い違い  :日本経済新聞

バターがどこかに消えている。誰かが蓄えているのか、溶けたのか、足でも生えたか。

で、ちょっと思いついたことがあって検索した。

2015年6月15日、シベリアトラの総個体数調査に関する会議がロシアのウラジオストクで開かれました。天然資源省大臣から、シベリアトラの個体数は現段階で少なくとも523頭に上ると発表され、前回の調査から増加傾向にあることがわかりました。
増加が確認されたシベリアトラ さらなる課題も明らかに|極東ロシアの森林保全|WWFジャパン

2015年7月29日、ブータン政府は自国内に生息する野生のトラの調査結果を発表しました。推定されたその頭数は103頭。過去の暫定的な調査結果で推定されていた75頭を上回る数字となりました。個体数の増加を確認!ブータンで進むトラの保護活動|トラについて|WWFジャパン

トラが増えている。

あのお話で、椰子の木をグルグル周り、溶けてバターになったトラが増えている。季節は冬。クリスマスシーズンを前に、溶けたバターがトラに戻っているのではないか。

冗談なのは百も承知なのだけど、本当にトラが増えていてビックリした。馬車が減ってカボチャが増えているとかもあると思いますけども。

欲望のかたまり

息子5歳を車で耳鼻科に連れて行った。帰り道「家がマクドナルドだったらいいのに」と言われた。

息子5歳はマクドナルドが、というより、ハッピーセットが大好きである。いかにも男の子らしく、ニンニンジャーや仮面ライダー大好きっ子なので、ハッピーセットに彼らのオモチャがついているとウキウキと行きたがる。15秒のCM中に「ほしい!」を10回は言う。最近娘8歳に「『ほしい』はCM1つに1回まで!」とキレられてからは、「ほしい」と1回言うにとどめいているけども。

で、「家がマクドナルドだったいいのに」である。家がマクドナルドだったら、ポテトもハンバーガーも食べ放題、ハッピーセットのオモチャも選び放題。寝ても覚めてI’m Love it.だ。家がマックだと知らないお客さんがたくさん来ちゃうけどどうする?と、プランの甘さを指摘してみると、「Mって看板は出さないから大丈夫」と隠れ家的なたたずまいを強調する息子。まさかのプライベートマクドナルド。欲望のかたまりである。

欲望のかたまりと言えば、以前から気になっているのが居酒屋に貼ってあるポスター。水着を着た女の子がビールがなみなみと注がれた大ジョッキを持って微笑んでいる。

水着に大ジョッキ。

ただでさえ状況としては不自然極まりないのに、ビーチでセクシーなポーズを取っていたりする。なんなら水着にちょっと砂がついていたりする。さっきまで砂浜でたわむれていたのに、もう片手に大ジョッキを持っている。水着もいいしビールもいい。これぞおっさんの欲望のかたまりだと思う。

ドイツの有機化学者アウグスト・ケクレは、ヘビがお互いの尻尾を噛んで輪になっている夢を見てベンゼン環の構造を思いついたといわれている。水着に大ジョッキもおっさんの白昼夢なのではないかと思う。

家がマクドナルドだったいいし、美女が大ジョッキを持ってたらいい。三つ子の魂百まで、男子の欲望百までだな、と思う。

バス路線図もいい。

川崎駅の西口にあったバス路線図がとてもキレイだった。

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思わずInstagramっぽく加工してしまったし、クリックすると元ファイル(4032×3024)に飛ぶようにしてしまった。

バス路線図って1ヶ所から発着する路線が多くて、ターミナル駅ではレインボー状態になる。上の写真でも水色や茶色まで総動員である。路線が多いということはダイヤグラム型にするのも大変で、このバス停にこの路線は止まるけどこれは止まらないとか、電車と違って一方通行の場所があったりとかする。その苦労を乗り越えているだけに美しいなぁ。川崎駅西口から出てそれぞれの道を通ったバスたちが、日吉や元住吉の辺りで再び集合して、陸上競技場のトラックのようになるのとか、とてもいい。

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池袋駅東口もがんばっていた。これ1枚に練馬・西新井・浅草・錦糸町まで入っている。バス路線を優先するあまり、山手線が凸みたいに歪まされているがたまらない。

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同じ都営バスだと渋谷駅のバス路線図はとてもコンパクト。始発の渋谷は下、終点はとにかく上、という思い切り。

最後に超かわいいロンドンの主要バスルートマップも見ておきましょう。

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中間色を多用した路線をはじめ、テムズ川やハイドパーク、ウェストミンスターやシャーロック・ホームズミュージアムまでランドマークが描き込まれているのがかわいい。PDFで拡大して見たい方はこちらから

バス路線図はダイヤグラム型になってないのも多くてあまり熱心に見てなかったので、川崎のは思わぬ発見だった。ちゃんとチェックするようにしよう。