【路線図】石巻周辺&仙台市地下鉄

実家に帰省したついでに、路線図も収集してきましたよ。こちら、JR石巻駅の運賃表(クリックで拡大)

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仙石線あおば通駅や、東北本線利府支線といった盲腸線がチョロっと出てるのがカワイイ。仙石東北ラインで塩釜駅と高城町が接続されたので、本来は海よりを走る仙石線がギューン!と内陸に寄せられているのがポイント。さらに仙石線をよく見ると、石巻に近い蛇田と陸前赤井の間が不自然に開いている。実はここ、現在新駅が建設中。駅ができたら上から貼るのかな。

他には、小牛田と石巻はSuica利用エリアだけど、石巻沿線は利用エリア外なので、エリアの境界線がグネグネしているのがグッと来る。右端の一ノ関-気仙沼間の路線が「~」で省略されているのもなかなかレア。シンプルだけど見どころが多くて楽しい。

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石巻の実家には仙石東北ラインで帰りました。昨年5月の開通以来初めて。東北本線は全然馴染みがないので、仙台ー塩釜間を通るのは新鮮でした。仙石線に入ってからはもっと内陸を通るのかと思ったら、陸前富山・陸前大塚は以前と変わらず海際を走るのね。堤防は高くなってたけど、海の照り返しが相変わらず美しい。

仙台駅の運賃表も撮ったんだけど、ぶれてしまって残念……。

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石巻のものと比べると、こちらは山形や福島まで描いてある。左上にうねうね伸びていくSuica利用エリア。そのSuicaの説明を書くために、丸森でカットされている阿武隈急行線。

昨年12月に開通した仙台市地下鉄東西線の路線図も見てきました。ホントは乗りたかったけど時間がなかった……。

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路線2本とも中間地点が仙台なので、路線図は十字の形になる。でも上下のスペースの都合でちょっと卍っぽくなっちゃう。

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実際の地図で見ると、路線図では縦に縮められてた南北線のほうがスゴい長い。南北線のトータルデザインは赤瀬達三さんなんですよね(詳細は『駅をデザインする』 (ちくま新書)にあります。めっちゃ面白いよ!)

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券売機横にあったインディーズ路線図。仙台駅を中心に上下左右3駅が綺麗に十字に並ぶ。

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最後におまけ。仙台市地下鉄は小児運賃の説明がかわいい。児童・幼児・乳児がイラストになっているし、大人はパパとママを使い分けている地味なこだわりも好き。

再演

実家から帰ってきました。

明日4日から仕事初め。今年のお正月は三が日が土日と丸かぶりしたせいで、すごい短く感じる。もはやただの金土日。現実に戻るのが早すぎる。

しかしこの金土日で、たらふく飲み、たらふく食べ、コタツで眠り、甘いものを食べ、太田胃散を飲んだりもした。当たり前だけど体重が増えた。

これは逆に、普通の三連休でもその気になればお正月なみのゴージャスなダラダラが再現できるということではないか。お正月短かった、と嘆くのでは無く、お正月なんかいつでもできるというアプローチである。

おあつらえ向きに、来週末にもう三連休がやってくる。お正月第2回公演の幕開けだ。しかも連休明けは火曜だから、平日頑張る日数も短い。本当の正月より条件がいいような気さえしてきた。また太田胃散飲まなきゃ。

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実家の猫。サチコさん。もうだいぶ高齢だけど、息子5歳が雑に撫でようとするとシャーッ!と怒る。

三日

スーパーの野菜売り場で、「1月3日にトロロを食べると風邪をひかないと言われています」との文字ともにとろろ芋が売られていた。

この「三日トロロ」は東北や北関東に伝わっている風習らしい。福島県出身の円谷幸吉も「父上様、母上様、三日とろろ美味しうございました」で始まる遺書を残している。

初耳だったので、てっきりトロロ業界の仕掛けたマーケティングなのかと思った。3月14日は3倍のお返しをしましょうとか、その手のものかと思った。

三日トロロが成功したら、四日にんじんとか、十日じゃがいもとかできて、二十日大根に話をつなげるんじゃないかと思った。十六日目くらいにアボカドとか出そう。

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そのスーパーにあった、焼き芋を焼いているコーナー。いつ焼き上がるのかわからない。

大吉

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あけました。石巻に帰省してます。

初詣は日和山の鹿島御児神社へ。風も無く、山から見える海も穏やか。

参拝にあたって、息子5歳は「おみくじで大吉が出ますように」という超短期的なお願いをしていました。もっとこう、無病息災的なやつないのかね。ないか。しょうがないか。

で、参拝後に家族全員でおみくじを引いてみると、息子5歳は中吉で、娘9歳が大吉。

息子5歳は不満が爆発し、境内で「お姉ちゃんばかりズルい!」と号泣。移動の車内でも泣きながら「ズルい…ズルい…」と連呼。神の定めなど納得できず、ただただお姉ちゃんのアドバンテージが妬ましいお年頃。そんなこと言ったってしょうがないじゃないか、と、えなりかずき調で諭しても聞き耳を持ってくれません。やれやれ。

それから2時間後。

立ち寄ったスーパーで、息子5歳が大好きな仮面ライダーゴーストのガチャガチャを偶然発見。おじいちゃんにお小遣いをもらい、ハンドルを回すと出てきたのはベンケイゴーストアイコンのラメ入りレアバージョン。息子5歳は大興奮の大はしゃぎ。

大吉は出なかったけど、幸運は遅れてやってくることもあるのだった。

最初につまづいても慌てないことが大事である。なんだか寓話のようだ。

…しかし、面白くないのはお姉ちゃんである。大吉が出たのに「ズルい」となじられたうえ、弟の逆転劇を目の当たりに。ただ最初にラッキーが起きただけなのに悪役ポジションだ。

なんか埋め合わせをしないとバランスが取れない…とオロオロする僕が引き当てていたのは、末吉なのだった。

駅に行かないと見られない、りんかい線のグッと来る路線図

大崎からお台場を通って新木場を結ぶ、りんかい線(東京臨海高速鉄道)という路線があるんですよ。そこの路線図の話をしますね。

オフシャルの路線図はこんな感じなんです(駅情報・時刻表・運賃|お台場電車 りんかい線より)。まるで山手線からワイヤーを伸ばしてつなぎとめているような見た目。

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で、券売機上の運賃表もこんな感じ。

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東京臨海高速鉄道はりんかい線の1路線しかないので、結局路線図は直線になりがち。あとは周辺の路線をどう描くかがポイントになる。乗り入れている埼京線と、乗り換えの主な路線を描く感じになる。まぁ、こうなるよね、という感じでいたんです。

ところがですよ。

お台場がある東京テレポート駅の改札を抜けると、正面にこんなのがあるんです。

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右側を見ると、りんかい線を中心に、ウォーターフロントの海岸線がダイヤグラム型(縦・横・斜め45度)で描かれているじゃないですか。

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ゆりかもめのループ部分までしっかり□で書いてある。美しいなぁ。

で、左側がもっとすごい。

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りんかい線以外のJR・私鉄・地下鉄がビッシリ描いてある!

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密集地帯をアップにするとこんな感じ。JR・私鉄・地下鉄をすべて一緒にダイヤグラム型で描いている路線図って珍しいんですよ(ほぼ日の路線図くらい?)。乗り換えができる部分を黒い線で塗りつぶしているので、御茶ノ水から淡路町まで乗り換えられるのがわかるのもいい。路線の色分けも中間色を使ったりしてとてもシャープ。新宿駅のカオスぶりもニヤニヤしちゃう。いいなぁいいなぁ。なんでこれオフィシャルにないんだろう。

ちなみに、りんかい線大井町駅にはまた別の路線図がある。

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今までのと全然違うタッチ。これはこれで、路線の角が緩やかなのと、東京湾のカクカクぶりが同時に楽しめるのが楽しい。

さらに、運行情報の路線図もまた違うのだ。

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主要駅の○印がかわいい。東京や新宿にまじって新木場の文字もやたらデカい。なんだこれは。

りんかい線の路線図、全然統一されてないのはなんなんだろう。鉄道会社1社でこんなにいっぱい楽しめるのって他にもあるのかなぁ。