臨床心理士が語る『水曜どうでしょう』が面白いわけ

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最近、うちの子が「トローリー!」「オー!」を気に入っている。

『水曜どうでしょう』の「サイコロ4」より、立山黒部アルペンルートに挑む登山家の大泉さんである。元々、子供が生まれる前からうちの夫婦は水曜どうでしょうが大好きでずっと観ていて、『水曜どうでしょうClassic』もたぶん全部録画してDVDに焼いてある。そんで、たまたま、テレビがつまらない時にDVDを流してみたら、子供たちが食いつきまくりである。普段は芸能人を呼び捨ての娘8歳も、大泉洋だけは「大泉さん」である。

『結局、どうして面白いのか ──「水曜どうでしょう」のしくみ』は、その名の通り、『水曜どうでしょう』がどうして面白いのかを考察した一冊。といっても、テレビ関係者が書いたわけではない。著者は臨床心理士なのである。

疲れているとき、何も考えたくないとき、どうも『水曜どうでしょう』を観ると「ホッとする」。それはなぜなのか。藤村&嬉野コンビにそれぞれ合計約6時間もインタビューをして、臨床心理士の視点から考える。

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