サンタクロースが運転する幼稚園バスを見た

朝、サンタクロースが運転する幼稚園バスを見た。

クリスマスを前にして、幼稚園側の粋な計らいといったところ。

でも、通常プレゼントを配っているサンタが、逆に子供たちを集めて去ってしまっている。行き先がフィンランドだったらどうしよう。

あら、今日は運転手さんサンタクロースなのね、と子供を送り出すママ。バスが去った後、幼稚園から「運転手が遅刻してすいません」と連絡がくる。じゃぁさっきのサンタクロースは!?

バスの中では、子供たちが大喜び。「運転手さん!今日はサンタクロースなんだね!」「ホッホッホ、そうじゃな」とヒゲを揺らすサンタクロース。

渋滞にさしかかろうとしたその時、「そぉれぇ〜!」とサンタクロースが一声出すと、バスはフワリと宙に浮いた。空を駆ける幼稚園バス。「すごーい!本人のサンタさんみたい!」「ホッホッホ、そうじゃな」

やっぱりトナカイの油は出力が違うのぉ、という気になるつぶやきを残しながら、サンタがハンドルを握る幼稚園バスは北へ向かう。

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