秋田の伝統文化なまはげ。鬼の面をかぶり「わりぃごいねぇが〜!」と包丁片手に家々を回り子供を泣かすことでお馴染みである。
しかし、本当に怖い存在というのは、見た目の怖さではなく、一見丁寧な物腰だけどなにを考えてるかわからない、奥底の怖さじゃないだろうか。映画『凶悪』で言うと、ピエール瀧よりリリー・フランキーのほうである(映画自体は怖そうで観てない)
そんなわけで、なまはげも物腰を丁寧にしたら、より怖くなったりしないだろうか。
・お食事中失礼します、悪い子をご存知ないでしょうか。
・お客様の中に悪い子はいらっしゃいませんか。
・悪い子のみなさんから順にご案内しております。
・「悪い子を探しています。青い半袖のシャツに茶色の半ズボン。身長は140〜150cm。中肉中背。見つけていただいた方には謝礼を差し上げます」
・お急ぎのお客様には大変ご迷惑をおかけしております。ただいま線路内に悪い子がいないか確認しております。
普通に丁寧だった。あと、よい子のみんなは線路内に立ち入らないように。なまはげとの約束だぞ。