ダイオウイカを一目見に、特別展「深海」に行ってきた

昨年、世界で初めて深海での撮影に成功したダイオウイカ。NHKでドキュメンタリーが放送されて話題になりました。

そのダイオウイカをはじめ、深海生物の生態が国立科学博物館で特別展として展示されてます。

実はダイオウイカの特番見逃してたんですよね…。今回友達からのお誘いもあり、その姿を見ようと行ってきました!10/6(日)までの開催なのでまだ間に合いますよ。

入場〜しんかい6500

国立科学博物館です。かっこいい佇まい。

深海展はホームページで事前にチケット購入ができます。自宅でプリントアウトして、印刷されたバーコードをピッとする方式。結構並んでいたチケット売り場をVIP気分でスルーできます。事前購入オススメです。
特別展「深海」―挑戦の歩みと驚異の生きものたち― | オンラインチケット

撮影OKだったので、いろいろ写真撮ってきました。

入口すぐの様子。平日でしたけどなかなかの人出。

まずは深海についてのお勉強。水圧がすごい。金属バットもペチャンコ。カップ麺の容器もすごい小さくなる。ブタメンなつかしい。

そしてすぐ深海探査艇しんかい6500の実物大模型が登場!とびだせ科学くんでしょこたんが乗ってたやつだ!

正面から。アームがメカメカしててかっこいい。外の物を吸い込むバキュームもある。

人が入れるスペースは全長の3分の1ぐらいのスペース。水圧に耐えるため、球体になっている。パイロットと科学者が乗って、3人でギュウギュウだそうです。

裏に回ると、しんかいのボディにプロジェクター投影で内部の様子を解説してました。おもしろい。

しんかい6500以外にも無人探査機が展示されてましたよ。

真っ赤なボディの「ピカソ」

オレンジの「かいこう」。ビビットな色使いでかわいい。

深海生物の標本大集合

メカメカした展示のあとは、深海生物のエリア。

タカアシガニがお出迎え。

標本にされた深海生物たちが、円形の展示エリアにぐるりとならんでいます。

これがですね…正直ちょっと苦手でした…そういえば僕、エビの足の感じとか苦手なんだった。標本でみんな真っ白なのもちょっと大変な感じ。お子さん連れはキツイかな…そもそも暗いし…。

展示されてるモニタに、海底に沈んだ鯨の死骸に深海生物が群がって食べ尽くす様子を早送りで流してる映像とかあって、これは地上波ではキツイな…と思いながら観たりしました。

ダイオウイカともうひとつデカいやつ

そしていよいよダイオウイカでございます。模型が吊り下げられているのですが…

でかい!というか、長い!6mくらいある。

本物の標本もあります。

あんまり見ないアングルからも見れました。

ところがこれ…あまりでかそうに見えないんですよ。「そうでもないな…」って感じになっちゃう。

おそらくその原因は、同じエリアに展示されてるこれ。

マッコウクジラ。

これが天井からズドーン!と存在していて超デカイ。ダイオウイカのハードルを飛び越えちゃってる。ちょっともったいない。

このあと、大きなシアターでダイオウイカの映像を観たりしました。動いてる姿はやっぱりでかいなぁ。

撮影機材も展示されてます。単一乾電池はいってた。手づくり感。

最後のフロンティア、深海

メカや生物の展示も面白いんですが、解説パネルも良くできていてじっくり読んでいました。

光が届かない深海でどうやってエサを得るのか、敵から逃げるのか、子孫を増やすのか。丁寧に解説されてて興味深い。こんなに面倒な場所なのに、生物が多用多種存在してるってのがすごいなぁ。

最後はこんなコーナーが。

フィッシュバーガーって深海魚なんだ!(ホキというさかなだそうです)

ダイナミックな生物たちと、アカデミックな興味をうまくブレンドした展示でした。まだまだ深海は未踏の地が多く、新種の生物も次々見つかってるそうです。ダイオウイカどころじゃない生物も潜んでいるのかも…?

特別展「深海 —挑戦の歩みと驚異の生きものたち—」| 国立科学博物館
10/6(日)までの開催です。9月の連休にイカがでしょう。

さらにミュージアムショップがすごかった

このあと、ミュージアムショップがあるのですが、これまた深海深海したマニアックさでした。こんなのとか。

別記事でがっつり書きましたので、こちらも併せてご覧ください。
特別展「深海」のミュージアムショップがイカすぎる | イノミス