今からでも受賞作を読みたい「星新一賞」はロボットでも応募できる

ショートショートの巨匠、星新一の名を冠する文学賞が誕生しました。

その名も「星新一賞」

この応募要項がすごい。

応募規定:
■個人・グループによる応募や学校単位での参加を認めます。
人間以外(人工知能等)の応募作品も受付けます。
ただしその場合は、連絡可能な保護者、もしくは代理人を立ててください。

ロボット可なのだ。

理系的発想力を求める賞だけあって、ロボットにも門戸が開かれている。さすが。

「人間以外(人工知能等)」なので、人工知能じゃなくても、人間以外は何でもいいはず。鳩とか。鳩が書いたショートショート読みたい。近未来鳩SF。N氏(鳩)とか出てくる。

あと、わざわざ「代理人を立てること」と断り書きを入れているのが気になる。

ロボットが自分で書いて自分で応募する可能性も考えてるのかなぁ。

ロボットの保護者として応募しようとするが、当のロボットに保護者になるのを拒否されたりとか。なんかもう、この段階で星新一作品っぽい。もうなってるんじゃないか。

この賞、一番大変なのは、星新一が書いた1001篇のショートショートと、ネタがかぶらないようにすることじゃないだろうか。

そして、そんなことできるの、ロボットしかいないんじゃないか。

ともあれ、応募が始まる前から、受賞作が読みたい文学賞というのもそうそうないなぁ。今から楽しみです。

日経「星新一賞」公式ウェブサイト