逆にメールの件名を抽象的にしてみる

こんな記事を読みました。

メールで何かを頼む時は、件名にやって欲しいことを簡潔に入れる : ライフハッカー[日本版]

確かにメールの件名で「打合せの件について」とか付けちゃう人いる。記事内の例はちょっと極端だけど、件名を具体的なお願いにすれば、埋もれずに読んでもらえそう。

でも逆に抽象的にしたらどうなるだろう。

それはそれでパッと見よくわからないから、逆に気になってメール開いちゃうんじゃないだろうか。

件名:火中の栗を拾うような件について

気になる。絶対良くない事が起こっている。「栗」は何を意味しているのか。

件名:開いた口がふさがらない件について

誰かが何かをやらかしたらしいことはわかる。

件名:生き馬の目を抜く件について

目まで抜かなくても。

件名:赤子の手をひねる件について

例え話であってほしい。

件名:危ない橋を渡る件について

完全に悪巧みだ。覚悟してる感じすらある。

件名:愛について

ストレートすぎて逆に重い。上司からこんなの来たらどうしよう。

件名:奥歯に物が挟まる件について

言いにくいことなのか、糸ようじで済む話なのか。

件名:渡る世間に鬼はない件について

人情に触れて感激しているらしい。

件名:渡る世間は鬼ばかりな件について

でもこっちは橋田壽賀子ファミリーのやつ

件名:走ることについて語るときに僕の語ること

具体的なのか抽象的なのかよくわからない。

件名:色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

よくわからない。

なんだか迷惑メールみたいになってきた。「うちの主人が色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年で困っています」みたいなメールが人妻から来たりする。