クイズ形式で聞いてくるけど、正解してはいけないクイズがある。
この「正解してはいけないクイズ」、相手の意図や空気を読んで答えなければならず、正直めんどくさい。
大まかなパターンと対策をまとめてみました。
「わたし、いくつに見える?」
代表的なものがこの「いくつに見える?」。出題者側の意図は「実年齢より若く見えることの確認」であり、実年齢をズバリと当ててもそれは出題者が用意した正解ではない。
実年齢をオーバーする回答はもってのほかで、かと言って17でしょとか適当に答えるとちゃんと考えろと言われる。「実年齢マイナス3歳」ぐらいがちょうどいいラインだが、正直めんどくさい。
「血液型、何型だと思う?」
いくつに見える?の派生型。A型かな?と答えておけばだいたい問題ない。がさつなイメージが強いB型だけは避けること。不知火型かな?とボケたいがあまり通じない。
「そしたらあいつ、なんて言ったと思う?」
もちろん「なんて言ったでしょうかクイズ」ではない。この後、出題者が用意した「衝撃のセリフ」が提示されるので、その衝撃を上回る発言を予想してはならない。
とはいえ、セリフを当てるには手がかりが少なすぎるので、「なんて言ったんですかー?」と相づちを打つしかない。
「どうしてこういうことをしたんだ!」
理由を聞いてるようにみえてただ怒っている場合と、本当に理由を問いただしている場合がある。慎重に見極めたい。
見極めを誤ると「言い訳をするんじゃない!」とか「すいませんじゃわからないだろ!」と余計怒られるので注意したい。
「この映画の制作費、いったい幾らだと思います?」
この後「衝撃のお値段」が提示されるパターン。「100億円!」とか答えると「なんと3億円なんです」という正解がとてもお安く見えてしまうので注意。オセロ松嶋あたりがよくやってしまう。
「このパソコン、プリンターもお付けして、幾らだと思います?」
先ほどの例と逆で、安さに驚いてもらうパターン。安値を予想せず、一般的な相場を答れば「なんと!」と続く。なお通販番組であれば台本があるのでよく読んでおこう。
このように「正解してはいけないクイズ」は一問一答の形式なのではなく、「出題側が回答側に一定の答えを期待している」のが共通している。問いを発しているのではなく、自分の主張を通すために相手を利用している。
もーめんどくさいなー、と思ったら、今度は自分が自己主張をする際、相手の答えを期待していないか、注意してみるといいかもしれない。