子育て環境にこそ3Dプリンタが必要だ!

以前、3Dプリンタをネタにした「3Dプリンタ殺人事件」ってコントを書いたんですよ。

2013年の今年は3Dプリンタ元年!とか、モノづくりの産業革命!とかなんとか言われてるんですけど、正直、「そうなのー」とボーッとした感想しか持ってなかったんですね。

そんで話は変わるんですけど、この年末年始のお休みで子供たちと家で遊んでまして。

クリスマスを越えてからまぁーオモチャが増えたこと。from 両家のじぃじばぁば+サンタ 、娘五歳と息子二歳の二人分ですから、リビングは空前のオモチャバブル。これがアベノミクスか!と早すぎる経済効果に打ち震えながら、子供が寝静まったあと淡々とリビングを片付けたりしてるんです。子供が遊び終わったあとのシルバニアファミリーは事件の匂いがするな…と思いながら(冒頭の写真)

プラレール、シルバニアファミリー、レゴブロック…と仕分けながらふと思ったんです。

「これ、3Dプリンタがあったら、自分で作れちゃうのでは…?」

雷に打たれたよう、とはまさにこのことで、ガーン!と、そういうことか!と、3Dプリンタがなんたるかが急にわかった。えらいこっちゃ!と。

だって、やろうと思えばこれ全部自前で作れちゃうわけでしょう?

・プラレールのレール
・シルバニアファミリーの家具
・レゴブロックの各パーツ
・失くしたパズルのピース
・どこかにあるはずのママゴトの鍋のフタ

プラレールやシルバニアファミリーは、おもちゃメーカーにシワ寄せがいっちゃうので是非はあるだろうけど、失くしたモノを再生できるのってすごい大きい。

とにかく子育て環境は小さいものが無くなる。車輪、ボタン、髪飾り、小箱のフタ、宝箱のカギ、アンパンマンの頭…。それが自前で作れちゃうとしたら…!

図面を引いたりするから簡単にはいかなかったり、耐久性がなかったりするかもだけど、雑でも壊れやすても別にいい。一つのパーツが無くなっただけで見向きもされなくなるより、少しでも長く遊んでもらうほうがいい。

いやー、3Dプリンタってすごいなぁ。こういうことだったのか。

高度な技術だなぁ、と他人事だったけど、身近なことに置き換えてようやく意味がわかった。「なにができる」というスペックを「どう使う」というストーリーまで落とすって大事ですね。

家庭用3Dプリンタ、お手頃な値段で出ないかな。ちょっと未来が楽しみになってきたました。