あいさつしかしない先生になってる
毎朝、娘五歳と息子一歳を保育園へ送るのがパパの勤めとなっております。二人とも同じ保育園。
保育園では年長さんと年少さんではフロアが別れていて、年少の息子一歳は二階のフロア。
そこで保育士さんに息子一歳を引き渡すんですが、先に来てる子たちがもう遊んでたりするんです。
そんで、好奇心旺盛な子は「おはようー!」とか言ってくるんです。年少さんなんで、しゃべること自体が楽しいお年頃。
もちろん挨拶を返すのが礼儀なわけですが、その時ちょっとふざけて「ぉはよぉございます」みたいに応じたんです。「水曜どうでしょう」の藤村Dみたいな感じで。
これがまぁ大ウケで。
「おはようー!」
「ぉはよぉございます」
「wwwおはようございm」
「ぉはよぉございます」
「wwwwwwおはy」
「ぉはよぉございます」
なんて途中でさえぎって繰り出したりするともうゲラゲラ笑うんでこっちも楽しくなっちゃう。そんでバイバーイってやって立ち去る。
そんなのを何日かやってたら、段々子供が増えて来た。おはよー!おはよー!って来る。
最初は一人一人に「ぉはよぉございます」って返してたんですよ。
でも相手が増えすぎて追いつかなくなってきちゃった。
なんなら「ぉはよぉ」ってちょっと真似する子まで出てくる始末。
もう最近なんてこうです。
「ぉはよぉございます」
\おはよーございます!/
「バイバーイ」
\バイバーイ!/
先生になってる。
声が藤村Dの、挨拶しかしない先生になってる。ただの保護者なのに。
一方そのころ、我が息子一歳は新幹線の絵本に夢中。
見向きもしない。
あ、息子にバイバイしてない!ってなる。
あの、パパがすぐそばで小規模なフェスを開いているのにですよ。完全に 新幹線 > パパ なんですよ。最後無理やりタッチしてバイバイしてるんですよ。目が新幹線に釘付けの息子一歳に。
内心では「親父、バカやってらぁ」とか思ってんのかな。それとも嫉妬かな。
いやー、単純に 新幹線 > パパ なだけだなぁ。
新幹線が「ぉはよぉございます」って言ったらすごい食いつくんだろうなぁ。くやしい。