「○○歳までにしておきたいこと」が多すぎる

最近本屋に行くと、「○○代のうちにしておきたいこと」とか「○○歳までに知っておきたい△△のこと」というタイトルの本がある。

けっこうある。

もう、生きてるうちにどんだけのことするんだ、というぐらいある。試しにAmazonで「歳までに」で検索してみたら、幅広い年代の「歳までに」が出てきた。ちょっと見てくださいよ。
 

・「3歳までにやっておきたい育児法ベスト30 」
・「5歳までに決まる!才能をグングン引き出す脳の鍛え方・育て方」
・「7歳までに学力アップ!」
・「8歳までに経験しておきたい科学」
・「9歳までで決まる! 算数が得意な子になる本」
・「10歳までに決まる!頭のいい子の育て方」
・「12歳までにかならず教えたいお金のこと」
・「13歳までに伝えたい女の子の心と体のこと」
・「25歳までにしなければならない59のこと」
・「28歳までに結果を出す!勉強のルール」
・「30歳までに「小金持ち男」と結婚する本」
・「32歳までに知らないとヤバイお金の話」
・「あたりまえだけどなかなかできない 33歳からのルール」
・「35歳までに身につけておくべき プロの経理力」
・「38歳までにするべき3つのこと」
・「お金の知恵は45歳までに身につけなさい」
・「50歳までに「生き生きした老い」を準備する」
・「60歳までに1億円つくる術」
 

思いのほか数字が細かい。全部埋まるかと思った。もう「0歳までに」とかありそうな勢い。

5歳までに決まる学力が10歳で決まったり、25歳までに59のことをしなきゃいけないのに38歳までには3つに減ったり、35歳までにプロの経理力をつけるのに45歳までにお金の知恵をつければよくなってる。30歳までに小金持ちと結婚するのに、ヤバいお金の話を知るのは32歳までってのは手遅れじゃないのか。みんなちゃんと話を合わせてから出版してほしい。
 

じゃぁもう死ぬまでになにしたらいいの?と、長生きしている人のご意見をうかがってみると、

結局ね、そういうことなんですよ。

生きてるだけで丸もうけ。それでいいじゃない。
 

6件のコメント

コメントは停止中です。