ヒミツ道具を作った男たち~プロジェクトD~

Day 122 by maaco

ドラえもんのヒミツ道具にも開発者がいるはずなんですよ。

あんなこといいな、できたらいいな。夢をかなえるドラえもんのヒミツ道具。でもあれは未来デパートで売られている商品であって、そして商品である以上モノを作った開発者がいる。

そこには高度な技術と柔軟なアイデアでかつてない道具を作りだした開発者たちの物語があるはずで、それは絶対おもしろいと思う。プロジェクトXみたいなの作ってくれないかな。

というわけで勝手に見どころだけ作ってみた。
 

プロジェクトD~挑戦者たち~
 

(OP:中島みゆき「地上の星」)
 

もしも願いが叶うなら、そんな歌があった。当時遠距離恋愛をしていた山本。しかし二人の心はすれ違い始めていた。日に日に短くなる会話を終え、電話ボックスを出る。その時だった。山本の頭にあるアイデアが閃いた。思わず後ろを振り返る。
【プロジェクトD「二人のもしもボックス」より】
 

「子供が間違えて使ったらどうするんだ」品質管理部はその形状に反発した。「取り返しのつかないことになる」そうかもしれなかった。しかし、手になじみ、照射しやすい形を追求した結果だ。小型化までの道程を無駄にしたくはなかった。斎藤はグッと右手のライトを握りしめた。
【プロジェクトD「スモールライトの大きな夢」より】
 

武田の頭をずっと悩ませているのは、進む方向のコントロールだった。前後左右に意のままに飛べなければ意味がない。飛行実験に成功して歓喜に溢れた現場で、武田は一人冷静だった。確かに、浮いた。しかし、浮かれてはいけない。
【プロジェクトD「飛べ!タケコプター」より】
 

試作機の動作は上々だったが、唯一、問題があった。200Vの電源と巨大な変圧器。物質を空間移動させるには多量のエネルギーを必要とするためだ。しかしこれでは、どこでもドアがどこにでも置けない。佐々木の省スペース化の日々が始まった。
【プロジェクトD「未来の扉、どこでもドア」より】
 

開発者たちの戦いはつづく…
 

(ED:中島みゆき「ヘッドライト・テールライト」)
 

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