体温計に100度の表示があるのはなぜなのか

土曜日から熱を出して寝込んでいるINOでございます。金環日食は病をおして見ました。

ここ2、3日体温計とお友達なわけなんですけど、ちょっと気がついたことがあるんですよ。

うちの体温計、電源を入れると一瞬だけすべての液晶表示が点灯するんですね。で、これがその瞬間をとらえた写真なんですけど、見てもらえますか。
 

 
100の位があるんですよ。

えっ、体温計ですよね、天ぷら油の温度計るやつじゃないですよね、と思わず二度見。100℃なんて体温ないぞ。人間だもの。生身の人間だもの。

数字じゃなくて、エラー表示なんかであそこ使うのかな?と思って取扱説明書(注:PDF)を見ても100の位を使う表示はない。測定範囲も「32℃〜42℃」になっている。あそこの2本の棒はなんに使うんだろう。
 

…と、熱にうなされながら思ってたんですが、先ほどこれではないか、という案がおりてきまして。

さっきの写真の一部を拡大すると、
 

 
この右端中段、「℃」が表示されるエリアなんだけど、液晶は真ん中に棒が1本入って「E」状になってる。これはひょっとして…

華氏(°F)か!

海外の天気予報を見ると「最高気温100度!?」とビックリすることがある。これは摂氏じゃなくて華氏の表示だから。つまりこの体温計、海外対応もしてるんじゃないか。ちなみに華氏100°Fは摂氏37.7℃になる。きっちり体温計の範囲内だ。

あぁビックリした。グローバルの視点が必要だったとは。病人には荷が重すぎる…。

というわけで、体温が98.6度を切るまで寝ています。

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