R-1ぐらんぷり、柳沢慎吾出場待望論

R-1ぐらんぷり2012が終了して1週間近く経った。

COWCOW多田が優勝したものの、印象に残っているのは2位のスギちゃんで、やっぱり最近のR-1ぐらんぷりは2位の人が売れるんじゃないかと思う今日この頃(中山功太<エハラマサヒロ、佐久間一行<AMEMIYAなど)。

話芸よりもキャラ頼みになりつつある昨今のR-1ぐらんぷりは、ここ数年行き詰まっているような気がする。毎回コロコロとルールが変わるし、なかなか「THE MANZAI」や「キングオブコント」と並ぶ存在にならない。なんらかのブレイクスルーが必要だ。

そこで、柳沢慎吾の出場を提案したい。

警察24時や甲子園を一人でやりきるおなじみの芸。そう、「おなじみ」であり、長年やってるだけに完成度は高まっている。あれをR-1ぐらんぷりの舞台にぶつけたらどうなるだろう。

問題はあのネタは延々やってしまうので持ち時間に収まらないことだ。これを改善し、あのクオリティを3分に納めて、新ネタを2本下ろすことができたら、相当なモンスターが出来上がると思う。

緊張のあまりリップを眉毛に塗りながら決勝の結果を見守る柳沢慎吾。優勝が決まる。舞う紙吹雪。渡される500万のデカい紙幣。はやしたてる雨上がり決死隊。エンドロールが流れ、BE MY BABYのイントロをバックに、最後のワンショットでカメラ目線でウインクし、親指を突き出し、口パクで「(あばよ)」と言う柳沢慎吾…。

R-1ぐらんぷりは芸歴で出場制限がない。柳沢慎吾が勝てるとなれば、持ち芸をもつベテラン達も興味を持つだろう。コロッケ、小柳トム(ブラザートム)、果てはタモリまで重い腰を上げ始める。迎え撃つ若手も今までの方程式を捨てて研究せざるを得ない。「ベテラン vs 若手」の構図により、R-1ぐらんぷりはオンリー1の存在になるのだ。

…なんてなったら絶対面白いなぁ。

余談ではあるが、R-1ぐらんぷりのスポンサーといえば東洋水産で、東洋水産といえばマルちゃんなわけで、柳沢慎吾はその昔「焼きそばBAGOOOON」などのCMにも出ていた。ここに不思議な縁を感じるのは僕だけだろうか。

それでは最後にCM動画を貼ってお別れです。でかまる!

※タイトルは勝手ながら「死んだ目でダブルピース」さんから拝借しました。確かに劇団ひとりが出たらぶっちぎりだと思います!
◆R-1ぐらんぷり、劇団ひとり出場待望論 / 死んだ目でダブルピース