あやうく家を火事にするところだった出来事がある。
小学校3年ぐらいの頃だったか、夜、風呂上がりに台所で牛乳を温めようとしたんですよ。一人で。ミルクパンに牛乳を入れて。電子レンジがまだなかったから。
ところが、台所のコンロの横に晩御飯の残りの皿が置いてあって…これ今でも不思議なんですけど…新聞紙の切れ端がかぶせてあったんですよ。ラップじゃなくて。
で、ご想像の通り、牛乳を温めようとコンロに火をつけたら、新聞紙の切れ端に火が燃え移った。
燃えあがる新聞紙、子供一人の台所、ウワー!ってなってとった行動が、
おもっきりフー!
フー!
…消えた。
水をかけるとか、濡れた布巾をかぶせるとか、全然頭になかった。とにかく思いきり息を吹きかけた。
子供だったのもあるけど、パニックの時って案外こうかもしれない。自分の力でなんとかしようと思っちゃう。大人になった今でもフー!で火を消しそう。
自分だけでやろうと思うからパニックになる。ちゃんと人の力を借りよう。
そうそうパニックといえば、中学生の時、朝ぜったい起きようと思ってステレオをオンタイマーにしてボリュームMAXに設定して寝て、朝あまりの大音量に驚いて、ステレオを消さずに部屋から出ようともがいたことがある。
あれ、これただのアホな話だ。
どうしよう。このコラムどうやって終わらそう。ワー!
フー!フー!