「7は孤独な数字」どころの騒ぎではない

森博嗣「すべてがFになる」の冒頭にこんな台詞がある。天才プログラマ・真賀田四季が言う。

「7は特別な数ですものね。貴方、兄弟がいないでしょう?数字の中で、7だけが孤独なのよ」

なんで7だけが孤独なのかは読んでいただくとして。

7、という数字でいうと、昔から気になってた言葉に「男は外に出ると七人の敵がいる」というのがある。

男が社会で活動するには多くの敵があることの例えであり、正確には「男は閾(しきい)を跨(また)げば七人の敵あり」という言葉らしい。で、七人の敵って具体的になんだろう?と思ってた。七つの大罪的な何かかな?まさか七福神が?とか思ってた。

で、調べてみたらこれは江戸時代にできた言葉であり、「七人の敵」は具体的な敵を想定しているわけでなく「数が多いことの例え」らしい。

えー!

小学生が「罰金100万え〜ん!」とか根拠なく言うのと一緒!?

七人ってキリがいい数字だからなんかあるのかと思ってた。孤独な数字どころの騒ぎじゃない。じゃぁ”とてもたくさん”という意味で「7」って数字を使ってもいいのかな。

・「やっぱりイナバだ。7人乗っても」\だいじょーぶ!/

・7回生きた猫

・7本のバラ

・私の戦闘力は7です。

・日本は世界一の負債を抱えた国であり、その負債額は7円にも及ぶ。

いろいろ大したことない気になってきた。ラッキーセブンも「ラッキーなことたくさん!」って考えればいいのだ。

孤独な7と仲良くなろうと思う。