竜宮城は光の速さで動いていた説

美容院で科学雑誌「ニュートン」を読んだ。

行きつけの美容院は男性誌のラインナップが弱くて、「プレジデント」ぐらいしかなくて、リラックスしてきてるのにビジネスビジネスして…と思っていたんだけど、先日髪を切りにいったら「ダイヤモンド」と「pen」と「ニュートン」を渡された。

いやいや、こう、「SPA」とか「DIME」とか、もっと丁度いいのあるだろう…と思いながら「ニュートン」を手に取った。タイムトラベルについての特集だった。

やっぱりね、タイムトラベルおもしろい。

「ウラシマ効果」ってあるじゃないですか。宇宙船で宇宙に行って、しばらく滞在して、地球に帰ってくるとすごい年月経ってる!ってやつ。

あれ、もっとちゃんと言うと、「光の速さに近い乗り物で移動すると、その乗り物の中では時間の流れが遅くなる」ということらしい。光の速さ、ってのがポイント。

で、何倍遅くなるかわかる数式がちゃんとある。速さvで動く乗り物に乗った時に流れる時間は通常に比べて…

√1-(v/c)^2  (cは光速)

倍、遅くなるらしい。なんだかよくわからないけどそうらしい。普通の乗り物は光速に比べてすごい遅いので全然時間の流れに影響ない。

で、ここからなんですけど。

例えば光速の99.995%の速度でビューンと進める宇宙船的なものがあったとする。光の速さに限りなく近い。これを上の式に当てはめると、この宇宙船の中で流れる時間は通常の100分の1になるらしい。1年乗ってると、戻ってきたら100年経ってる計算になる。

…これって、そのまんま浦島太郎に当てはまっちゃう。

竜宮城が光速の99.995%の速度でビューンと進んでるとするじゃないですか。

そうすると、竜宮城で3年遊び倒した浦島太郎が帰ってきてみると300年経ってるわけですよ。お話のまんま!科学的に正しい!

そしてもっとすごいのが、その竜宮城に横付けできる亀と、亀にまたがる浦島太郎の股関節の強さ!首も強い!

浦島太郎、本当にあった怖い話ならぬ、本当にあった怖い昔話なのかもしれない。
 

髪を切られながら、昔話すごいな…としみじみ思っていました。
 

あと個人的には美容院にテレビブロス置いて欲しい。