警察官立寄所に何が起きているのか

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街でよく見るこの看板。

「よっ!」って感じだろうか。

「やってる?」って感じだろうか。

「特に用はないんだけどさ、近くまで来たもんだから。あ、いいよいいよ、すぐ帰るから。」

「なんだ悪いねぇ。じゃぁコーヒーで。」

「そうそう、あのオウムのやつなんだけどさ」

「あ、知ってた?いや、あれさ、やっぱりわからないって。パッと見で。だからあっち行けって俺言っちゃったんだよね」

「そうそう、俺なの」

「でしょ?全然見た目違うでしょ?」

「突然来られても、ねぇ?今までどこいってたんだかこっちは知らないもの」

「しゃべったよ。向こうから挨拶してきた。でも俺の言ってることはわかってないみたいだな。当たり前か。ハハ」

「まぁでも、先方はお怒りなわけなんだよねぇ。また逃げちゃったし」

「え?」

「いや捕まってないでしょ。誰か捕まえたの?」

「テレビで?やってないって」

「そんなニュースになるわけないじゃん」

「オウムだよ」

「そのオウムじゃないって」

「違う違う、一昨年の夏に、川瀬さんのところから逃げたオウムだって」

「昨日突然飛んできて、コンニチハとか言ってきたのよ。で、あっち行けってやったら飛んでっちゃって。後で聞いたら川瀬さんのだって。言われるまで忘れてたのよ」

「そんなわけないじゃん!ハハハ!」

「あれなら俺はね、一発で取り押さえるね。ガッとね。ガッと。ハハハ」

「じゃまた来るわ。ごちそうさん」
 

って感じだろうか。
 

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