カツオが裁かれる

 
昨日、サザエさんを見ていた。

たいていの人は全く頭に残らない「さぁーて、来週のサザエさんは?」という次回予告であるが、この日は違った。生まれてはじめて来週のサザエさんのうち1本のタイトルを覚えてしまった。

皆さん、来週5/15(日)18:30からのサザエさんの、二本目のタイトルはこれです。

「裁かれるカツオ」

耳で聞くだけだと鰹を刺身にするのかしら、ぐらいの響きだけども、どえらいことである。裁かれるのである。カツオが。磯野カツオに司法のメスが?いたずらの数々に遂に刑事罰が?どういうことなんだ?
 

それはなんでもない、いつもの光景だった。

空き地で野球をする子供たち。いがぐり頭の少年がホームランを打つ。チームメイトが盛り上がる中、グングン伸びる打球は空き地の隣家へ。ガシャン!と何かが割れる音がする。

いがぐり頭の少年が自ら謝りに(あるいはボールを取りに)その家を訪ねるが、いくら呼んでも家人が出てこない。

仕方なく裏庭に回ると、そこには倒れている老人の姿が!

傍らに転がるボールを拾い、半ばパニック状態でその場を立ち去ってしまう少年。

その日の夕方、夕飯の買い物から帰った家政婦により、老人の死が確認される。死因は頭部の強打よる脳挫傷。現場の足あとから、いがぐり頭の少年・磯野カツオが浮かび上がる。

カツオが勾留され、失意に沈む磯野家。しかし、弟の無実を信じるサザエはカツオの友人たちに聞き込みをし、現場をもう一度改める。すると、一つの矛盾が浮かび上がる。

ガシャン!と何かが割れた音がした筈なのに、窓も植木鉢も、何も壊れたものがない。

果たしてカツオの打球は人を殺めてしまったのか?それとも真犯人は別に存在するのか?裁判員たちが下す判決は?少年法が問いかける現代社会の歪みとは?

次回、「裁かれるカツオ」
 

来週もまた、見てくださいねー。ジャンケンポン!
 

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