「三びきのこぶた」という童話がある。
こぶたの三兄弟が家を建てる。なまけ者の長男はワラの家を、ちょっとなまけ者の次男は木の家を、しっかり者の三男はレンガの家を作る。そこにオオカミがやってきて、こぶたを食べようとする。こぶたは各自の家に避難するが、オオカミはワラの家も木の家も吹き飛ばしてしまう。しかしレンガの家は吹き飛ばせず、結果としてこぶた達はオオカミを退治する。
で、思ったんだけど、この絵本の最後に「提供:ダイワハウス」って書いてあったらどうだろう。
なまけないでしっかりしたほうがええで、という教えのはずが一転、どうですレンガの家はしっかりしているでしょう、という営業トークに聞こえてきてしまう。
オオカミを自然災害と置き換えて、レンガの家の耐久性をアピール。最後には兄弟で幸せに暮すという、ハッピーなイメージつき。西洋文化と共にこの童話が日本にやってきたと考えれば、日本の家屋が木造建築から鉄骨やコンクリートに変わっていったのも、まさにこの童話の意のままじゃないだろうか。
まぁ、なんでダイワハウスなんだ、と役所広司は言うかもしれないけどもだ。
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