「歴代最低の初回視聴率」なNHK朝ドラを作らない方法

今週から始まったNHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」の初回視聴率が歴代最低だったらしい。

なんか半期に一度、必ずNHK朝ドラの初回視聴率のニュースが出てる気がする。このご時世で14.8%とってるなら大したものなのに、毎度「歴代最低」とか言われるのは可哀想だと思う。これから盛り上がるかもしれないのに。就任したばかりで何もしてない総理の支持率がすごい高かったりするのに。

というわけで、一度、思い切って初回視聴率が限りなく0%に近い朝ドラを作ってしまえばいいと思う。

当日までの番宣も一切なし。テレビ欄にも「NHK朝の連続テレビ小説:放送内容未定」の文字。朝8時。エンヤをBGMにお天気カメラからの映像が流れ始める。テロップも一切ない。

あぁ、未定だからつなぎの映像流してるんだな、と多くの視聴者がスルーする。ラスト15秒。お天気カメラがギューッとズームすると、駅の改札から大きな荷物を背負った北乃きいが出てきて、空に向かってウーっと伸びをする。期待に胸膨らませた表情で街に向かって歩き出す北乃きい。引いていくお天気カメラ。右下に番組タイトル『放送内容未定』のロゴと「つづく」の文字が出て番組は終わる。

かくして、NHK朝ドラ史上最低の初回視聴率(ほぼ0%)となる北乃きい主演『放送内容未定』がスタート。その斬新な始まり方から噂がクチコミで広まり2回目以降の視聴率は急上昇。

そして来期から朝ドラをまた普通に作っていけば「歴代最低の初回視聴率」のレッテルは二度と貼られない!

スポンサーがいない、NHKでしかできない試み。もうメリットしかないじゃないか。

ぜひ実現してほしいけど、僕は初回をうっかり観ちゃうと思う。視聴率が上がったら申し訳ない。

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