おはよう靴下の思い出

宮城県では穴のあいた靴下を「おはよう靴下」と呼ぶ。

以前、秘密のケンミンSHOWでも紹介されたらしいこのローカル用語。僕も地元では使ってた。

というか、「宮城県限定」じゃなくて「我が家限定」だと思っていた。母親が繰り出した面白フレーズだと思っていた。

なんだ、こんなことなら県内ではもっと大手を振って「おはよう靴下」を口に出してもよかったのか。

小さい頃、母親に「へそのゴマをごま塩に混ぜて食べてお腹を壊した」という嘘をつかれたことがあり、それを信じて友達に話して笑われたことがあった。それで警戒してしまっていた。いま思い返してもなんでそんな嘘をつかれたのかわからない。ボケだったのだろうか。見ていたお笑いはドリフぐらいだった幼少の息子に「そのゴマと違うわ」とつっこませるには随分と飛ばしすぎたボケだと思う。

ちなみに「おはよう靴下」はあくまで親指がちょっと覗くくらいの穴であり、もう爪の根元まで見えるレベルの穴は「こんにちは靴下」と呼んでいた。

あ、まさか、と思って「こんにちは靴下」をGoogleで検索してみた。

ヒットしない。

うちの母親、油断も隙もあったものではない。

1件のコメント

コメントは停止中です。