携帯の王様が統治する国家

「お客様は王様です。しかし王様の中には、首をはねられる者もいる」。三谷幸喜脚本『王様のレストラン』の中の台詞である。

ところで「携帯の王様」という名前の携帯ショップがある。

もしその名のとおり、携帯の王様が統治する国家があったら、どんなんだろう。

時は201X年--

「王様、ご報告が」
「なんだ。申してみよ」
「隣国より、同盟を結びたいとの申し出を受けたのですが…」
「どうした、歯切れが悪いな」
「その条件の中に、光ファイバー網の設置があるのです…」
「ならん!固定電話網をひくことは、断じてならんぞ!」
「いえ、電話網ではなく、インターネットや地上デジタル放送の用途が主とのことで…」
「携帯でネットは見れるし、ワンセグもあるではないか!何を今更申しておるか!」
「しかしこのままでは…民衆の持つFOMAにも限界が…」
「えぇぃ面倒だ!馬だ!馬をこれへ!」

ちなみに馬と呼ばれているのは王様お気に入りのiPhone3GS。

「UstreamとTwitterで隣国に文句を言ってやる」

携帯の王様は決して外に出ないのだと思う。

1件のコメント

コメントは停止中です。