始球式のはじまり

この前メジャーリーグのオールスターゲームのニュースを見た。オバマ大統領が始球式をしていた。

見ていて気がついたのだけど、アメリカの始球式はバッターが立っていない。マウンドからボールを投げて、キャッチャーが取って終わりなのだ。

それに比べて、日本の始球式は「どんな球を投げられてもバッター空振り」である。ワンバウンドでも暴投でもなんでもストライクだ。あの茶番はどこから来たんだろう。

答えはWikipediaにあっけなくあった。始球式-Wikipediaより。

記録に残っている最古の始球式は1908年11月22日にアメリカの大リーグ選抜チームと早稲田大学野球部の試合における大隈重信の始球式とされる。大隈重信の投球はストライクゾーンから大きく逸れてしまったが、早稲田大学の創設者、総長、政治家である大先生の投球をボール球にしてはいけないと考えた早稲田大学の1番打者がわざと空振りをしてストライクにした。これ以降、1番打者は投手役に敬意を表すために、始球式の投球をボール球でも絶好球でも空振りをすることが慣例となった

結局偉い人の接待だったのだ。今ではグラビアアイドルの球も空振りである。もう打ってしまえばいいのに。

となるとアメリカの始球式はシンプルでいいね、と思ったら、wikipediaには続きがあった。

アメリカにおける始球式は、アメリカ合衆国第27代大統領だったウィリアム・ハワード・タフトが、1910年にMLBのワシントンDCにある地元球団『ワシントン・セネタース』の開幕式で、始球式を行ったことが最初である。これは、当時太りすぎのタフトを見かねた側近が、タフトに運動をさせようとして野球での始球式を思いついたことがきっかけと言われている。これ以降歴代の大統領が、同球団の開幕式で始球式を行うことが恒例行事となった。

そもそもの始まりが偉い人向けのイベントだった!なんだよ!

そしてそんな運動じゃ痩せないよ!
 

2件のコメント

  1. ピンバック: テラ

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