確かこの辺にあるって聞いたんですけど

グルメ番組なんかでよく見るシーン。登場後、辺りを見回すリポーター。

「確かこの辺にあるって聞いたんですけどね~。あ!あったあった!」

取材許可とか取ったりリハーサルしたりしてるはずなのにこの茶番である。視聴者側としても芝居なのは百も承知なのである。なんとも白々しい。

そろそろこのパターンもマンネリなので、もういっそ、本当に教えないのはどうだろう。

駅でリポーターとスタッフが待合せ。リポーターには店名が書かれた紙だけ渡される。以後、スタッフとの会話は禁じられる。

「確かこの辺にあるって聞いたんですけどね~。あれ…。この辺に…。」

リポーターによっては行けども行けども見つからない。他の人に聞くのも人見知りでできなかったりする。もう諦めて、ドトールで一休みしたりブックオフ寄ったりする。

で、最後に駅まで戻って、「残念ながらタイムアップになってしまいました」などと糸井重里の埋蔵金発掘みたいな終わり方で終わる。

こんなリアルが見たい。「田舎に泊まろう」でお泊り交渉できず廃屋に野宿した石田靖みたいなリアルを見たいのだ。

2件のコメント

  1. はじめまして。
    nemotaといいます。
    伊坂幸太郎のゴールデンスランバーの書評でこちらに伺って以来のこちらのブログのファンです。特にコラムが絶品。いつも笑わせていただいてます。

    >そろそろこのパターンもマンネリなので、もういっそ、本当に教えないのはどうだろう。

    こういう企画、本当に面白いと思います。
    これに近い雰囲気を漂わせているのが、NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」」ですね。これ面白いですよー。

  2. はじめまして。今後ともご贔屓にお願いします。

    >これに近い雰囲気を漂わせているのが、NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」」ですね。これ面白いですよー。

    あぁ、確かにあれもガチですね。「スジナシ」や「鶴の間」にも見られる、鶴瓶の即時対応能力は見事ですよね。

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