ハイスクール立体顔サンジカン

「ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー」の告知を見るたびに、僕の高校生活と何もかもかぶっていない…と思う。

バスケとダンス、そしてロマンス。改めて言うけど何もかもかぶっていない。部活と勉強の両立どころじゃない。

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女性誌の見出しで「立体顔メーク」ってフレーズを見るのだけど、立体じゃない顔がどこにあるというのか。

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ミュージックステーションが何らかのスペシャルの時、CMに入るたびにナレーションの人が番組タイトルを言うんだけど、英語の部分が流暢なのに対して日本語の部分が片言なのがすごい気になる。

この前は「Music Station サンジカン Special」って言っていた。この「サンジカン」がすごい気になる。

これはまだいいとして、以前「Music Station ナツウタ BEST ヒャク」って言っていたのがもうなんだか許せない。100は英語で!君ならできるって!と思う。

あまりにも気になるので、もし明日から芸人になれと言われたらこれで「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」に出たい。

女性専用車両に男性がうっかり乗らないようにする方法

女性専用車両がいつ「女性専用車両」になっているのか、というのがいつも気になります。

女性専用車両は終日そうなってるわけじゃなくて、たいてい一日のうちの決められた時間帯に実施されている。いつも乗っている電車ならそれがいつか覚えていられるけど、初めて乗る電車で瞬時に「その時」を見極めるのは結構難しい。

たとえば、東急東横線。こんなステッカーが貼ってある。

東急東横線女性専用車両

どうでしょう。じっくり見れば、各駅停車は対象外なんだな、とかわかる。でもこれを乗車の一瞬、ちらと見ただけで判断するのはすごい大変だ。結局判断をあきらめて他の車両に回ったり、間違えて乗ったりする人もいるだろう。

なんかいい方法がないものか。ステッカーをわかりやすくするのも限界があるし、女性専用の時間だけ電光掲示を変えてもやっぱり見られないかもしれないし、車両の色を変えたりするのもコストがかかりすぎる。

と、常々思っていて、今日ふと思いついた。
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トムとジェリーが実写化されるらしい

「トムとジェリー」が実写映画化されるらしい(名作アニメ「トムとジェリー」が実写映画化(VARIETY) – Yahoo!ニュース)

いったいどうやって…と思ったら、実写映像にCG合成して作るらしい。ロジャーラビットみたいなものか。果てはランク王国的な。

もういっそ全部人でやったらどうか。

劇団四季のキャッツみたいなトムが、子役が扮するジェリーを追って、舞台を所狭しとかけまわる。窓枠に手を挟まれて大声で叫んだり、岩を落とされてペシャンコになったりする。もちろんアニメみたいにはいかない。全ては演出により観客のイマジネーションにゆだねられる。

「劇団四季の『トムとジェリー』は凄いらしい」とかキャッチコピーがつくと思うとホントにすごそうだ。観たくてたまらない。いつのまにか映画の話じゃなくなってる。

森見登美彦 『夜は短し歩けよ乙女』

こんなお話読んだこと無い。傑作!快作!そして、祝!森見登美彦氏ご成婚!

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作。

「先輩」視点と「乙女」視点で語られる、春夏秋冬に分かれた4編の連作短編集。1編ごとに舞台は異なり、キテレツなキャラクターと奇怪な出来事が、夢幻と現実の狭間で右往左往する。あぁ、なんと表現したものか。

「先輩」視点は『太陽の塔』『四畳半神話体系』でもお馴染み非モテダメ学生なのだけど、「乙女」視点がまた、作者の妄想の賜物ともいえるピュア女子像。二つのすれ違う視点を行き来するのがとても楽しい。そして、一見、勢い任せの珍騒動に見えながらも、実は周到に伏線が張られていたりと油断ならず、大変おなかいっぱいのできばえ。

色とりどりで、ハイテンションで、それでいて柔らかい、幻想と妄想の爆発。これからの人生、思い出しては何回か繰り返し読み返す予感がする。