11月 272008
不便は慣れると習慣になり、何が不便がわからなくなる。
自動改札に分厚い財布をギューッと体重かけて押し当てて通過しているおじさんがいたのである。
もう、自動改札機に乗らんばかりの勢いだった。ひらりと飛び越えるのかと思った。でもそうではなくて、おそらく財布にSuicaを入れたんだけど、普通に自動改札に当てても通れなくて、なんだこりゃとあれこれ試行錯誤した結果があのギューッなんだと思う。通れた!これだ!
いやいやいや!もっとSuicaを外側に入れれば済むのに!と思うのだけど、もうあのギューッで通れることがわかったので、あのおじさんはずっとそのままなんだと思う。人間、習慣になってしまうと何が不便かわからなくなってしまう。何の疑いもなく通っていた道を、他の人に「あっちの方が近いのに!」と言われて初めて遠まわりだったことに気がつく、みたいな。
そういえば最近ちょっと薄手のコートを買ったのだけど、これがまぁ便利。以前は厚手のコートしかなくて、ちょっと寒くなっても厚いのを着るまでがなく、かといってスーツだけでは寒く、我慢して我慢して厚手のコートの出番を待っていたのだけど、薄手のコートを着ればいいのね。なんとまぁ。
この世にはまだまだ僕の知らない便利があるのだと思う。
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