リーダーは、つらい。
その原因の一つに部下の先頭に立って物事を成し遂げるプレシャーがある。そんなタイプじゃないのに「俺について来い」的な感じにしなきゃいかん時がある。
そうじゃなくて、みんなでわいわいと働いて、共にレベルアップしつつ目標が達成できたら。
著者(→こどものもうそうblog)は「ぷよぷよ」「バロック」「トレジャーハンターG」などを手がけたゲームディレクター。自身の経験から「プロジェクト(仕事でも趣味でも集団で作る物事すべて)」をまわすヒントをあげた本作は、ビジネス書にしてはかなり薄く、ゲームの攻略本のような体裁。しかしその中身は気づきに溢れているのである。
プロジェクトをRPGになぞらえて、アナタは勇者であり、仲間を集めてパーティーを作り、王様(=上層部)の無理難題をそこそこ聞き、パーティーをレベルアップさせながら最終目標に向かう。昔から知ってる概念だけによく理解でき、かつ、その概念がいちいちよく現実に当てはまるのですよ。
よくあるプロジェクトの方法論ではなく、もっと根っこの、もっと人の心の部分からはじめているのが、この本の大きな強み。「イエスアンド」による会議の仕方、「自分マトリクス」「インタビュー」による人の特性のつかみ方、「コンセプトフレーズ」によるベクトルの合わせ方、などなど、プロジェクトを生かすも殺すも結局は人の気持ちの引き出し方によるのだなぁ、と改めて思った次第です。
この世の全てのリーダーにオススメ。
ただ一つ難点があるとするならば、本のタイトルが覚えにくいことかな…。略称をつけられないかしらん。しごひゃくぷろ?
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