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水道橋博士『博士の異常な健康』

2006 年 9 月 4 日 コメントをどうぞ コメント

健康マニアのルポライター芸人・水道橋博士が、自らの肉体を実験台に、様々な健康法に挑んだ様子を綴る健康本。まず帯からして「髪の毛が生えてきた!」という強烈な煽りであり、作者曰くこの帯のおかげでamazonでトップセラーもなったとのこと。

健康本とは言え、あるある大辞典のようなすぐに試せるエクササイズとかは全然なく、「異常な健康」を追求した本のためかなりマニアックな内容。第1 章のハゲ治療から始まり、近視矯正手術・ファスティング(断食)・アサイージュース、果ては胎盤エキス・バイオラバー・加圧トレーニングといった全然馴染みのない、なんだか怪しい印象のものまで体当たり。その全てにおいて自身で効果を確かめ、医者や製造元にまで仕組みを聞きに行き、それをいつもの軽快かつ熱い筆致で伝える水道橋博士の芸人魂・ルポ魂たるや圧巻である。

元はサプリメントで薬漬けだった作者が、健康を偏執に追い求めて辿り着いた幾つかの体験は、普通に眺めるとなにやら眉唾なものが多いのだが(バイオラバーなんて「体にいい電磁波が出て人体と共振する」とか言われる)、新聞の全国紙でガン治療に効果ありと発表されたり、東大の学者が論文を世界に発表してたり、と”裏づけ”が取れてるものばかり。それでもやっぱり騙されてるように感じるのだけど、じゃぁ医者からもらった薬がどうして病気に効くのか分かっているのかと問われると結局わからない。この執拗な健康の追求は、なんでも聞いてきちんと納得し、なんでも試して体で感じることが重要なのだ、というメッセージなのかもしれない。

数々の強烈なインパクトを読者に与える本書であるが、僕的に一番のインパクトはハゲ治療の回に出てきた、「プロピアのヘアコンタクトを着用した江頭2:50の写真」であった。頭フサフサで「もの申ーす!」のポーズですよ!

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