忘れもしない、あの上巻のまさかの幕引き(⇒上巻の感想)あれから一年。テツによるテツのためのテツ道ミステリの、『月館の殺人』が完結しましたよー。
サスペンスと仮説のやりとりが多くを占めるので、連載中に読んでる人は本当に完結するのかヤキモキしただろうなぁ。上巻の終わりがあれなもんなので、下巻はどうしてもネタばれに触れてしまいそうなので色々書けないのですが、うーん、やはりテツ分の多さが面白さの多きを担うなぁ。ミステリ的には上巻の終わりのインパクトが一番だったかもしれない。しかし上巻を読むと下巻を読まずにはいられないわけで、これは区切りどころの勝利だなーと思った。