天野頌子『警視庁幽霊係』

警視庁幽霊係

被害者の幽霊と話ができるため現場に引っ張りだこの柏木雅彦警部補(女子高生の守護霊付き)。胃痛でコーヒーも飲めず、被害者の霊に憑依され、怪しい霊能者に狙われて、今日も現場で幽霊の声を聞く。

テンポ良くゆるーく進む展開。幽霊+ミステリものとしては概ね普通ですが、幽霊がホントのことを言うとは限らないというところが割りと大変。幽霊の出現や移動の決まりごとをもっと事件に絡めると面白いかもです。話的に都合が悪くなりそうだと”気”のせいだったりするしなぁ。